2020年6月2日 弱り目に祟り目、若しくは泣き面に蜂。 [カメラ]
Nikon D850 AF-S60㎜
ぽっきり折れたニッコールPC-E85mmである。
念のため、一見そう見えるのだけれど、このニコンは、あの往年のキヤノンEX EEのように前玉交換式なわけでは決してない。あくまで想定外の所からレンズが分割されている尋常ならざる状態である。
写真の日とこじつけられた昨日の出来事である。むしろ『アサヒカメラ』の休刊が報じられた昨日の事というべきか、ともかくレンズはぽっきり折れてしまった。仕事中のアクシデントだ。"楽な"仕事とはいえあまりに低額なギャランティ対し、この損害の大きさは、すこし大袈裟に言えば、天文学的数字だ。
狭く足場の悪いなか位置決めに三脚を立てていた。油断だった、その瞬間何かのはずみで一本の脚が足場を外れコンクリートの床に倒れた。あくまで位置決めの為のカーボン製で細い軽量な三脚だったことも不幸中の幸いだったか、重量エネルギーの殆どはカメラとレンズのそれで、おそらく大きなレンズフードが先ずそれを受け止め、吸収しきれなかったエネルギーが最終的にPCレンズのシフト部を破壊したようである。どこにも床との接触痕がみられず、カメラもシューに装着していたフラッシュコントロールのトランスミッターも異常は感じられない。無論、撮影は、心の動揺を隠し、バックアップ機材で恙無く終了したことは言うまでもない。そこはプロだからね。
この時期である、収入に不安な今だから、最小限の修理料金で済むことを切に願うのである、が、再開が発表されたとはいえ、未だプロサービスは閉鎖中。
2020-06-02 12:27