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2020年4月8日 緊急事態 かっこタメ息。 [日常]

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Nikon D850 AF-S70-200㎜

緊急事態宣言である。
その宣言がやっとなのか、ついになのかは分からないが、些か呑気なニッポン人へのより高位な警告だ。

家に居ろ。人と接するな。その通りだ、行動を自粛すべきだ。感染も恐ろしい、あるいはウイルスの中間宿主となってしまうことも避けなければならない。

行動を自粛する。しかし困難だ。つまりそれはフリーランスフォトグラファーにとって仕事をしないことを意味するからだ。居酒屋が休業するのと同じだ。仕事をしなければ収入は無い。収入が減少するのではない、全く無くなるのである。奇妙に小さなマスクを着けた総理大臣が、躊躇なく、とか、かつて無い、とか威勢良い言い回しの演説で説明する難解な援助給付はそもそも我々のような業種への考慮は無いのであろう。

感染が不安だ、今予定されている仕事を終えたら家に居るべきだと正しい自分が考える。しかし、今後社会がより悪い状況に陥ってしまうことを思うと仕事があるうちは仕事を受けるべきと考えてしまう愚かな自分を律するのは、難しい。

2020年3月31日 苦悶。 [日常]

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Nikon D800 AF-S70-200mm


3月も終わりだ。

新型コロナウイルスの恐怖は変わらずだ。

しかし家に籠ることは出来ない。
矛盾と不安に苛まれながら、極力距離を取り今日も出掛けた。
仕事をしないと生きていけない。
フリーランスフォトグラファーとはつまり日銭を得て生きているのだから。


自粛要請の出た先週末、テレビ番組で相変わらず若者は感染しても重症化しないと強調していた。

たしかにそれは事実かも知れない、しかしそれは必要な情報ではない。今必要なのは危機感の喚起だ。軽率で浅薄な医師の発言と番組の企画が、”若者”の根拠なき正常性バイアスを後押ししている。
感染らない自信があるからと無知なる放漫をさらす若者や、無自覚に居酒屋にツルむ厚顔無恥な中高年に、汚い言葉だけど、一言いいたい。

マジでヤバいんだよ。お前らバカなんだから、家でXXXXでもしてろ!

2020年2月20日 No Photograph,No Life. [カメラ]

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ASAHI PENTAX SP SMCT55mm  +  Nikon D850 AF-S60mm


1977年の新宿歌舞伎町の写真である。
そして例のビネガーシンドロームの崩壊を辛うじて回避した写真だ。

40数年前はニチゲーの写真学科の学生だった。写真が好きだから、当たり前なのだけれど写真を撮るということは日常だった。少し誇張していえばそれこそ息をするようにシャッターを切っていたのである。当然、レンズを向ける先は美しい恋人だけでは無かったぞ、と念を押しておこう。

卒業後は広告写真というまるで異なる道に進んでしまったのではあるけど、そもそもがユージン・スミスに憧れて写真家を目指していたからドキュメンタリーフォトを信条としていた。ましてやラルティーグやカルティエ・ブレッソンらにも大いに感化されていたから、キャンディッドフォトとかスナップショットを撮るために街へ出ていたのであった。

写真を取り巻く環境は当時と現在では大きく異なる。とは言え写真家の持つ撮りたいという欲望は変わらないから、その乖離が悩ましいのである。

昨日、小さな集まりで会った写真文化の向上を腐心する某氏が苦々しくこんな時にフジがやらかしてくれた、とこぼしていた。今だまだネットを賑わしているフジフイルムのあのPVのことだ。騒ぎになる前に偶々視聴していたが、寡聞にしてあのフォトグラファーを存じ上げていないし、自分とスタイルが異なるからと言って否定するつもりも毛頭無いのだけれど、あれはなんともカッコ悪い。写真家はカッコ良くないといけませんね。

はたして嫌悪感を抱いた人が多かったようで、所謂大炎上となり、フジフイルムは件のPVを削除という顛末だ。新製品とは言えマニアックなカメラの、その幾つかあるあるPVのうちの一編でしかないのに、こんなに炎上するほど写真の現状はセンシティブであることを改めて痛感させられるのである。

確かに写真を撮りたいとする写真家の欲求はあくまで利己的なものだ、そしてその欲求を被写体側の寛容と拒否のはざまに向かってシャッターを切ることで満たしているのは事実だ。学生の頃の写真の熱量は社会の寛容に保たれていた。そして、悲しいことに同じ熱量でカメラを振り回すことを今の社会は受け入れてくれないのである。

なにしろ犯罪発生を知らせるwebサイトに高齢の女性による小学生女児への声かけ写真を撮るという事案が発生しましたなどと表示される現代である。スマホに押されカメラの出荷数は減少の一途で、それに呼応するように写真を撮るという行為への社会の寛容も減少しているのである。

だから、あのフジフイルムのPVは、社会の寛容の減少を加速しかねない畏怖を感じるのである。ビネガーシンドロームは基本的にネオパンのみに発生した。つまりフジフイルムは数百本のわが青春の日々を失わせただけでなく、この先の未来まで危うくするつもりなのか、と、つい過ぎる嫌味の一つも言っておこう。だって、写真が好きだから、死ぬまで写真を撮っていたいんだからね。

2020年2月3日 低空飛行。 [日常]

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Nikon Keymission 80


飛行機の話だ。
節分だけど、いや節分に合わせてなのかしら。

節分だから、その名の通り節が変わる。イワシだの柊だの、加えて惑わすために立春大吉のお札を貼って、とどめは豆をぶつけて鬼を払う日なのだけれど、飛行機がやって来た。

羽田空港の発着便を40000回も増やすための新ルートの実機によるテスト飛行が始まった。遥か上空を時に飛行機雲を引きながら飛ぶのを見上げるのはヒコーキ好きとして実はお気に入りだけれど、今日は視界の中を、予想外に大きな姿で旅客機が横切っていくのである。

以前、羽田でタキシングしている機内から数珠つなぎで着陸を待つ機体が見えて驚いたのであるが、今日も続けざまに視界の左だの右だのを、それを十分に判別できる各航空会社の旅客機が飛んでくる。そのエンジン音は会話を削ぐほどではないし騒がしいと言ってしまうのは、もっと高度が低い地域に申し訳ないのではあるけど、ヒトの騒めきもクルマの音も聞こえない我が家で最も耳につくのではある。

気恥ずかしくて小声になっている、『鬼は外』の声が鬼に届かないのではと少し心配だ。


2020年1月31日 とりたてて何もなく。 [クルマ]

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Nikon Keymission 80

クルマの話だ。
だからそれは、つまり良い事である。

相変わらず数日前の話であるが、今月二度目となる、例の弾丸帰省を行った。ただ今回は母の法事だから、時間厳守だ。到着後ブラックスーツに着替えたりプレーントゥの革靴に履き替える必要も加味して、4時間の平均的所要時間に余裕を加えるべく早起きして出かけた。

昨年末、つまりほんの一月ほど前に車検とそれにまつわる整備を終えたばかりだから、それは当たり前だけれども我がC5 Tourerは快調だ。結局事故だのなんだのの渋滞で11時間ほどを車内で過ごし、1時間弱の法事に、飲まず食わず休憩なしで臨むことをC5 Tourerは寛容してくれるのである。もっとも、長距離ツアラーという性格に反する大食いの3LのV6エンジンや、ワゴンボディ故かのロードノイズの騒がしさといったネガも否定できない。

たしかカタログにも多重シールで遮音に配慮とか、ホイールハウスのインナーカバーは吸音材であるとか謳っていたし、発売当時のクルマ雑誌のインプレッションには静かなと必ず書き添えられていた。とくに、カーグラフィック誌で、ユーザーインプレッションとして騒がしいクルマとしたことに反論されたことは懐かしい記憶である。しかし、国産高級車以上に静かだった先代のC5から乗り換えた身として、路面や車速の兼合いでゴーっと大音量に包まれるC5 Tourerにはより驚いたのである。

C5 Tourerは五月蠅いクルマであることは間違いない、路面や車速によってではあるけれど。ただ、高速を降り都内を自宅に向かって走るにつれ、まあそんなことも気にならなくなる。とりたてて何もなく、無事に快適に帰るのである。

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2020年1月1日 いちがつついたち。 [日常]

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喪中ということで、新年のご挨拶を失礼させていただきました。

令和二年は鼠年、干支も一巡ということで、世界最大のネズミたるカピバラから昨年のイノシシまでの年賀状を並べました。
ともかく、何事も平和な年になりますように。

2019年12月29日 100ヒク50ハ50 年。 [カメラ]

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ASAHI PENTAX SPF SMC-T 55mm  ネオパンSSS
+ Nikon D850 AF-S 60mm


もうすぐ終わる今年は、ペンタックスも100周年だ。
今更の報告だけど少し前に行われたトークショーにも行ってきた。お知り合いだけど、あくまでファンの一人としてね。

やっぱり今年が100周年だったシトロエンとのお付き合いはCitroen BX 16TRS以来32年だ。気に入っているからは当然だけど、面倒くさいからもあって一途だ。そして何の不満もない、まあ酷く凶暴な燃料消費率を除けばと注釈は必要だけど。

そしてペンタックスとはもっと長い。記憶に誤りがなければ、中学2年生のとき買ってもらったアサヒペンタックスSP以来だから、50年のお付き合いということになる。言い方を変えると半世紀だ、オーララー! 写真部だった中学時代も、地学部で演劇部で生徒会執行部で写真と陶芸の同好会の高校時代は勿論、日本大学芸術学部写真学科の学生だった時もずっとアサヒペンタックスSPだ。

アルバイトでアシスタントしたフォトグラファーの135判はキヤノンF-1だったし、同じくアシスタントしていたプロダクションのそれはニコンF2だったけれど、SPFや6X7 を加えてなおアサヒペンタックス一途は変わらなかった。写真学科だからの課題はもちろん、生活も恋とか愛とかっていう照れ臭いことも皆タクマ―レンズ越しだ。そういえば、やっぱりアルバイトでミノルタの、X700だったか、のラジオCMのナレーションをしたことがある。台本の中に「恋するようにシャッターを・・」とか「君を撮るために・・」なんてセリフがあった。余談だけれど録音したラジオ局のスタジオの道すがら、クルクルの長髪にサテンジャンパーが偉そうに見えたのか、ピンクレディーの二人が挨拶してきたのは少し自慢の思い出だ。

例のビネガーシンドロームの恐怖の崩壊を辛うじて回避したコマから大学2年か3年の頃のカメラバッグの写真を見つけた。それにしたって40年以上”昔”の写真だ。

ニコンD850に60㎜マクロレンズを付け、内蔵しているデジタイズ機能でモノクロネガを複写すると自動的にポジ状態のJPEGデータとして記録される。純正デジタイズアダプターに合わせてあるのかライトビュワーでの複写だと薄いネガのネガポジ変換がムラになることや、AFでのピントは信用に欠ける点が注意点だけど、十分な解像度もあって実に楽しくて便利な素晴らしいカメラの機能だ。ついで得られたJPEGデータをPhotoshopに読み込んでトライXのプロファイルを与えてみた、それはオリジナルと同じネオパンSSSのプロファイルが無かったから、アクロスではちょっと違うしね。

ともかく、ネガフィルムから写真を作る史上もっとも手軽な方法だ。既に100周年を通過した、やはりフィルムの歴史の長い老舗のニコン、さすがである。そしてペンタックスへ、いつもの苦言だ。レトロ風味のカタチや操作性なんてクソの役にも立たない、歴史の長さを生かすのはこういうカメラだ。


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2019年12月28日 また、また、またまた・・車検。 [クルマ]

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Apple iPhone 8

車検である。
先日のモナカとは日時が前後してしまうのではあるが、我がCitroen C5 Tourerは”また”車検だった。

それを無駄な出費ととるか安心の担保ととるか、正直逡巡するのではあるが、BXやXantiaの頃のクルマ一台買えそうなほどの金額ではなくなったことが、まあ救いだと思い込むように努力するのである、心の平穏のためにね。例えばオイルフィルター一つとってみても1/10ほどになっていることなんかを支えにして。

いつものように綺麗で立派なプジョーディーラーに一間間借りしているような、肩身の狭いシトロエン目黒で支払った車検費用は、タイヤ交換のおススメを固辞したうえ保険税金を合わせおよそ250,000円だったと記録しておこう。

実は今回の車検は少しトラブルを伴った。いや車検そのものとは関係はない。車検の入庫に向かうためC5を始動させようとしたときの事だ。エンジンがかからない、正確に表現すればセルモーターが6本のピストンを回せていない。要するにバッテリー上がりだ。少し間をもって再度試みるもグゥと情けなく動きをとめてしまうのであった。

思えば前兆があった。いつものように玄関前の野ざらし駐車のC5の前輪側の車高が少し下がっていた。つまりタイヤとホイールアーチとの間隔が狭くなっていたのである。クルマではない出掛けの僅かな時間を使って重たく始動したエンジンを高めの回転数でアイドリングした結果、翌日は正常な姿勢を確認したつもりが、油断だった。

金属製スプリングを持たない所謂ハイドロ系シトロエンは高圧のオイルがその車体を支えている。水と空気を意味するハイドロニューマチックサスペンションはその高圧オイルをエンジン駆動の機械式ポンプで生み出していた。だからエンジンの止まった駐車中のハイドロシトロエンは暫くすると、お座りする大型犬のような姿勢からやがて完全にペタッと伏せてしまう。それ故に立体駐車場で入庫を断られたり、レッカー移動されないといわれていたのであった。

ハイドラクティブに進化して、確か先代のC5からだったかハイドロプレッシャーポンプは電動に変わった。駐車中であろうが必要に応じ一定の圧力を生み出し、車体は常に一定の高さを維持しているのである。具体的には時間を経ると僅かに低めの車高を維持し、ドアノブに手をかけるとスッと正規の車高に立ち上がってくるのだ。ちなみに意図的な車高変更はヘッドライトの眩惑を避けるためか常にフロント側が下を向くようにしつけられているとはいえ駐車中に少し前屈しているのは、ポンプ若しくはバッテリーの異常の発露だ。

はたして、所謂修理工場に向かうためにJAFを呼んで”修理”を乞うという本末転倒を演じてしまったことは内緒にしておこう。


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2019年12月24日 ケーキの日にモナカ。 [お気に入り]

tenyamonaka.jpg
Nikon D850 AF-S60mm



最中である。
国民の「ケーキを食べる日」であるのに、モナカの話題だ。

とはいえ、強固な予防線を張っておきたいのであるが、先日の漫才のM-1グランプリ優勝者のネタとは一切関連はない。なにかの番組の中での紹介されていた優勝ネタの一部をながら視聴しただけで言ってしまうのも、ひどくおこがましいと自認しつつ、あえてね。あの漫才って何が面白いの?

京急蒲田駅近くの『てん屋』である。仕事がらみの道すがら店構えに魅かれついつい、それは甘党の性、買ってしまった最中である。些か店頭に色々掲出されている説明が難解で戸惑いつつ、最中下さいと告げると、冷蔵庫から小さな六つのアンコの塊の入ったパックと、平台から最中の表示のある皮の入った円筒形の小袋を合わせて用意される。アンコの水分を皮が吸ってしまうことを避ける配慮から、食べる直前に自ら組み立てるといった餡の主体の和菓子屋で時折みられる所謂手作り最中キットだ。

少し変な比喩なのだけれど、以前弄ったホンダ製F1エンジンのカーボン製スロットルバタフライを思わせるような、存外に軽くて、それでいてしっかりした皮はパリッと香ばしく煎餅のように割れる。その味は少し焦げた餅そのものだ。そして意表を突かれるほどに甘さが抑えられているアンコは、そのほのかな甘味が滑らかに馴染んだ旨味がスッキリと甘味の余韻を残してくれる。アンコは奥深い。この最中は美味しい。そして、少し硬くなったあんころ餅をストーブの上で焼いて食べた思い出の味かもしれない。なお、当然ではあるが、その皮が上あごに張り付いたりすることは、無い。

実は、京急蒲田駅界隈、めったに出向く機会のないこの場所で、しばらく前に、その時は製造直売の看板に誘われて『谷口商店』で甘納豆を購入していた。その味の記憶に抗せず、めったに来ることが無いからと言い訳を用意しつつ、今日、甘納豆”も”買ってしまった。左手にはアンコのパックと円筒形のその皮からなる最中をぶら下げているというのに。なによりケーキを食べる日なのにだ。

2019年11月22日 モノクロという名の文化。 [カメラ]

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Nikon Keymission 80
怪しい写真は、ちょっとした事件の記録だ。
被写体はコダックのT-MAXデベロッパーのボトルだ。

実のところ随分前のことであるが、取り敢えず証拠写真(?)をおさえたままになっていた出来事だ。先日のビネガーシンドロームのモノクロフィルムの話題の、まあ続きである。

ある日の事、ふと気が付くと床の隅に水溜まりができていた。つまりそれは、天井の照明が明瞭に映り込むくらいの水たまりだ。すぐ近くには猫のトイレが鎮座するが故、体調不良での粗相を疑ってしまったのは猫にお詫びだ。ともかく相当な量の液体が本来水気の無いはずの床の隅に溜まっているのである。

猫のオシッコではなかった。もはや結論を急ぐと、その謎の液体はT-MAXデベロッパーの原液だ。補足説明すると、要するにそれはモノクロフィルムの現像液である。富士フイルム製のミクロファインやコダック製のD-76といった現像剤を長く常用していた。粉末で売られているそれを正しい水量と温度を管理して現像液を作ってフィルム現像していたのである。先日のビネガーシンドロームの憂き目にあったフィルムの殆どもそうして現像してきた。そして、T-MAXデベロッパーとはコダックが”新しい”モノクロフィルムであるT-MAXに合わせて発売した現像液で、麺つゆのように好みの濃度に希釈して使用するすこしお手軽な現像液だ。

つまりその原液が、しかも未使用新品、と言っても大分前に買って残ったものだけれど、の全量が、加水分解なのか崩壊したボトルから流出したのであった。水溜まりとして拭き取れた量はボトルの容量のほんの僅かにすぎない、2階のこの床と壁の隙間から漏洩した相当量の強アルカリの薬品が悪影響を露呈しないことを願うばかりだ。ちなみに補足説明を加えると、フィルムの乳剤面の感光し黒化した銀粒子の潜像を表すのが強アルカリ性の現像液で、その進行を止めるのが強酸性の氷酢酸、そしてその銀粒子を固定するのが弱酸性の定着液である。そしてそれを流水で水洗して水滴防止剤を通して乾燥してネガフィルムの完成だ。

富士フィルムの中の人が、こんなに言われるとは思わなかった、と言っていた一度は販売が終了したモノクロフィルムが世間の声に押されて新規に再生産され再発売だ。白と黒の連続諧調のモノクロームな世界は未だデジタルでは再現しきれないことは確かだ、そして、あらたまったモノクロプリントにそこはかとない文化を感じることも確かだ。とは言え化学反応を基礎とするモノクロフィルムはビネガーシンドロームや化学薬品といったアナクロな不安も付帯することも忘れてはいけない。

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