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2020年2月20日 No Photograph,No Life. [カメラ]

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ASAHI PENTAX SP SMCT55mm  +  Nikon D850 AF-S60mm


1977年の新宿歌舞伎町の写真である。
そして例のビネガーシンドロームの崩壊を辛うじて回避した写真だ。

40数年前はニチゲーの写真学科の学生だった。写真が好きだから、当たり前なのだけれど写真を撮るということは日常だった。少し誇張していえばそれこそ息をするようにシャッターを切っていたのである。当然、レンズを向ける先は美しい恋人だけでは無かったぞ、と念を押しておこう。

卒業後は広告写真というまるで異なる道に進んでしまったのではあるけど、そもそもがユージン・スミスに憧れて写真家を目指していたからドキュメンタリーフォトを信条としていた。ましてやラルティーグやカルティエ・ブレッソンらにも大いに感化されていたから、キャンディッドフォトとかスナップショットを撮るために街へ出ていたのであった。

写真を取り巻く環境は当時と現在では大きく異なる。とは言え写真家の持つ撮りたいという欲望は変わらないから、その乖離が悩ましいのである。

昨日、小さな集まりで会った写真文化の向上を腐心する某氏が苦々しくこんな時にフジがやらかしてくれた、とこぼしていた。今だまだネットを賑わしているフジフイルムのあのPVのことだ。騒ぎになる前に偶々視聴していたが、寡聞にしてあのフォトグラファーを存じ上げていないし、自分とスタイルが異なるからと言って否定するつもりも毛頭無いのだけれど、あれはなんともカッコ悪い。写真家はカッコ良くないといけませんね。

はたして嫌悪感を抱いた人が多かったようで、所謂大炎上となり、フジフイルムは件のPVを削除という顛末だ。新製品とは言えマニアックなカメラの、その幾つかあるあるPVのうちの一編でしかないのに、こんなに炎上するほど写真の現状はセンシティブであることを改めて痛感させられるのである。

確かに写真を撮りたいとする写真家の欲求はあくまで利己的なものだ、そしてその欲求を被写体側の寛容と拒否のはざまに向かってシャッターを切ることで満たしているのは事実だ。学生の頃の写真の熱量は社会の寛容に保たれていた。そして、悲しいことに同じ熱量でカメラを振り回すことを今の社会は受け入れてくれないのである。

なにしろ犯罪発生を知らせるwebサイトに高齢の女性による小学生女児への声かけ写真を撮るという事案が発生しましたなどと表示される現代である。スマホに押されカメラの出荷数は減少の一途で、それに呼応するように写真を撮るという行為への社会の寛容も減少しているのである。

だから、あのフジフイルムのPVは、社会の寛容の減少を加速しかねない畏怖を感じるのである。ビネガーシンドロームは基本的にネオパンのみに発生した。つまりフジフイルムは数百本のわが青春の日々を失わせただけでなく、この先の未来まで危うくするつもりなのか、と、つい過ぎる嫌味の一つも言っておこう。だって、写真が好きだから、死ぬまで写真を撮っていたいんだからね。

2019年12月29日 100ヒク50ハ50 年。 [カメラ]

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ASAHI PENTAX SPF SMC-T 55mm  ネオパンSSS
+ Nikon D850 AF-S 60mm


もうすぐ終わる今年は、ペンタックスも100周年だ。
今更の報告だけど少し前に行われたトークショーにも行ってきた。お知り合いだけど、あくまでファンの一人としてね。

やっぱり今年が100周年だったシトロエンとのお付き合いはCitroen BX 16TRS以来32年だ。気に入っているからは当然だけど、面倒くさいからもあって一途だ。そして何の不満もない、まあ酷く凶暴な燃料消費率を除けばと注釈は必要だけど。

そしてペンタックスとはもっと長い。記憶に誤りがなければ、中学2年生のとき買ってもらったアサヒペンタックスSP以来だから、50年のお付き合いということになる。言い方を変えると半世紀だ、オーララー! 写真部だった中学時代も、地学部で演劇部で生徒会執行部で写真と陶芸の同好会の高校時代は勿論、日本大学芸術学部写真学科の学生だった時もずっとアサヒペンタックスSPだ。

アルバイトでアシスタントしたフォトグラファーの135判はキヤノンF-1だったし、同じくアシスタントしていたプロダクションのそれはニコンF2だったけれど、SPFや6X7 を加えてなおアサヒペンタックス一途は変わらなかった。写真学科だからの課題はもちろん、生活も恋とか愛とかっていう照れ臭いことも皆タクマ―レンズ越しだ。そういえば、やっぱりアルバイトでミノルタの、X700だったか、のラジオCMのナレーションをしたことがある。台本の中に「恋するようにシャッターを・・」とか「君を撮るために・・」なんてセリフがあった。余談だけれど録音したラジオ局のスタジオの道すがら、クルクルの長髪にサテンジャンパーが偉そうに見えたのか、ピンクレディーの二人が挨拶してきたのは少し自慢の思い出だ。

例のビネガーシンドロームの恐怖の崩壊を辛うじて回避したコマから大学2年か3年の頃のカメラバッグの写真を見つけた。それにしたって40年以上”昔”の写真だ。

ニコンD850に60㎜マクロレンズを付け、内蔵しているデジタイズ機能でモノクロネガを複写すると自動的にポジ状態のJPEGデータとして記録される。純正デジタイズアダプターに合わせてあるのかライトビュワーでの複写だと薄いネガのネガポジ変換がムラになることや、AFでのピントは信用に欠ける点が注意点だけど、十分な解像度もあって実に楽しくて便利な素晴らしいカメラの機能だ。ついで得られたJPEGデータをPhotoshopに読み込んでトライXのプロファイルを与えてみた、それはオリジナルと同じネオパンSSSのプロファイルが無かったから、アクロスではちょっと違うしね。

ともかく、ネガフィルムから写真を作る史上もっとも手軽な方法だ。既に100周年を通過した、やはりフィルムの歴史の長い老舗のニコン、さすがである。そしてペンタックスへ、いつもの苦言だ。レトロ風味のカタチや操作性なんてクソの役にも立たない、歴史の長さを生かすのはこういうカメラだ。


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2019年11月22日 モノクロという名の文化。 [カメラ]

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Nikon Keymission 80
怪しい写真は、ちょっとした事件の記録だ。
被写体はコダックのT-MAXデベロッパーのボトルだ。

実のところ随分前のことであるが、取り敢えず証拠写真(?)をおさえたままになっていた出来事だ。先日のビネガーシンドロームのモノクロフィルムの話題の、まあ続きである。

ある日の事、ふと気が付くと床の隅に水溜まりができていた。つまりそれは、天井の照明が明瞭に映り込むくらいの水たまりだ。すぐ近くには猫のトイレが鎮座するが故、体調不良での粗相を疑ってしまったのは猫にお詫びだ。ともかく相当な量の液体が本来水気の無いはずの床の隅に溜まっているのである。

猫のオシッコではなかった。もはや結論を急ぐと、その謎の液体はT-MAXデベロッパーの原液だ。補足説明すると、要するにそれはモノクロフィルムの現像液である。富士フイルム製のミクロファインやコダック製のD-76といった現像剤を長く常用していた。粉末で売られているそれを正しい水量と温度を管理して現像液を作ってフィルム現像していたのである。先日のビネガーシンドロームの憂き目にあったフィルムの殆どもそうして現像してきた。そして、T-MAXデベロッパーとはコダックが”新しい”モノクロフィルムであるT-MAXに合わせて発売した現像液で、麺つゆのように好みの濃度に希釈して使用するすこしお手軽な現像液だ。

つまりその原液が、しかも未使用新品、と言っても大分前に買って残ったものだけれど、の全量が、加水分解なのか崩壊したボトルから流出したのであった。水溜まりとして拭き取れた量はボトルの容量のほんの僅かにすぎない、2階のこの床と壁の隙間から漏洩した相当量の強アルカリの薬品が悪影響を露呈しないことを願うばかりだ。ちなみに補足説明を加えると、フィルムの乳剤面の感光し黒化した銀粒子の潜像を表すのが強アルカリ性の現像液で、その進行を止めるのが強酸性の氷酢酸、そしてその銀粒子を固定するのが弱酸性の定着液である。そしてそれを流水で水洗して水滴防止剤を通して乾燥してネガフィルムの完成だ。

富士フィルムの中の人が、こんなに言われるとは思わなかった、と言っていた一度は販売が終了したモノクロフィルムが世間の声に押されて新規に再生産され再発売だ。白と黒の連続諧調のモノクロームな世界は未だデジタルでは再現しきれないことは確かだ、そして、あらたまったモノクロプリントにそこはかとない文化を感じることも確かだ。とは言え化学反応を基礎とするモノクロフィルムはビネガーシンドロームや化学薬品といったアナクロな不安も付帯することも忘れてはいけない。

Kodak 白黒フィルム プロフェッショナル用 35mm トライ-X400 36枚 8667073 Kodak プロフェッショナル 白黒フィルム トライ-X400 36枚撮り(10本パック) Kodak 白黒フィルム プロフェッショナル用 35mm T-MAX100 36枚 8532848 FUJIFILM 黒白ネガフイルム ネオパン 100 ACROS 35mm 36枚 3本 135 ACROS100 NP 36EX 3SB FUJIFILM 黒白フィルム ネオパン100 ACROS Ⅱ135サイズ 36枚撮 1本 FUJIFILM 黒白フィルム ネオパン100 ACROS Ⅱ120サイズ 12枚撮 1本 サンアイ Agfa APX400 白黒ネガフィルム 135サイズ 36枚撮り Kentmere 400 白黒フィルム 35mm 36枚撮り(5本セット) Rollei 白黒フィルム RPX400 35mm RPX4011 HOLGA 400 白黒フィルム 35mm 24枚撮り(3本セット)

2019年11月18日 酸っぱい思い出。 [カメラ]

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Nikon D850 AF-S 60mm


ビネガーシンドロームである。
それは、古いフィルムが、特に富士フイルムのネオパンのそれが強い酸の匂いとともに、溶け、縮み、膜がはがれ、像を失ってしまう現象だ。

少し前のこと、大学時代の親しかった友人がこの世を去った。突然の悲報に毎年大学祭の時期に合わせた同期有志の集まりが今年は偲ぶ会となってしまった。その思い出の共有に学生時代の写真を用意したいと思った。フォトジェニックでもあった彼女は、一時期それなりの頻度で被写体であったから、しまい込まれた古いフィルムの中に、若き日が封じ込められているはずだ。

デジタルカメラが普及した、つい最近まで、つまり相対的にね、写真は理論的データではなく物理的フィルムの量が即ち思い出の数だ。写真学科の学生ということも相まった大量のフィルムが収まったいくつかの段ボール箱を開けると強い酸の匂いが鼻を突いた。ビネガーシンドロームだ。

なにしろ学生時代は、100ft.缶からラボで貰ってきたパトローネにリロードしたネオパンSSSがメインのフィルムだった。つまり、生来の性格から全く整理されていない思い出のほとんどがスリーブから抜き出すことすら困難な状態なのである。ライトビュワーに透かしなんとかネガを探し、今やソフトが対応しない故に巨大な文鎮に化したニコンのフィルムスキャナーのフィルムフォルダーで挟み込んで、D850のデジタイズ機能を使って複写した。当時でもそこまで大きく伸ばさなかったA2サイズのプリントに数十年前の彼女の笑顔がよみがえった。

写真は素敵だ。

2019年5月24日 イチ、ジュウ、ヒャク、セン、一億! [カメラ]

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Nikon KeyMission 80


富士フィルムのGFX 100である。
ちょうど昨日、Fujikina2019として世界中からメディアを招いて発表された新型カメラだ。

ちなみに、どーでもいい事ではあるが、今回の会場は懐かしのかつてモーターショーの会場だった東京国際見本市会場跡地の向かいだ。近くのシトロエン中央ショールームの側は街化してるのに比べ、オリンピックに向けて再開中のこの辺りは昔より、僻地になった、ように感じる。しかも僻地なのに駐車場が乏しい!

ともあれ、LF、ラージフォーマットと呼ぶセンサーを備えた、日本製としては史上最高画素数を誇る、所謂、中判ミラーレスデジタルカメラであるところのGFX 100は、意外に小さくて軽くて、しかも安価だ。勿論絶対値としてね。

パナソニックのS1と同じEVFは、ミラーレスカメラという躊躇いを無くしてくれる。IBISは良く働き100MPの中判カメラなのに1/8秒を手持ちで切れる。一枚当たり200MBになってしまう16bitRAWや600MBの16bitTIFFも選べる画質は、当然JPEGでも美しい。そして何より富士フィルム謹製カメラに共通していた、あのクソ忌々しいダイヤルがやっと全廃されたことを歓迎したい。やっと真面な位置になった親指AFボタン、機能的な3ヵ所のディスプレイなど富士フィルム史上最高の操作性のカメラだ。

斜陽化が不安なデジタルカメラの今、我が道を行く富士フィルムは、発売前にも拘わらずCapture ONEやLR、PSの対応を済ませている。一億二百万画素で写真が撮れ、この大きいセンサーをノンクロップで4k30pで動画も撮影できるこのカメラで世界制覇を目指しているのだろう。なにしろ、キヤノンのEFレンズをKIPONのアダプター経由で装着するとファインダーは35㎜フルサイズのそれに自動的に表示がかわり、そのサイズにクロップされた6000万画素の35㎜フルサイズカメラとして振舞えることも説明に付け加えられた。

ただ、このカメラが必要なお仕事が無い現実も改めて思い知らされてしまうのも事実だ。

FUJIFILM 中判ミラーレス一眼 GFX 50R FUJIFILM 中判ミラーレス一眼 ボディ GFX 50S FUJIFILM フジノン GFレンズ GF32-64MMF4 R LM WR FIRST2SAVVV ブラック 金属製 L型クイックリリースプレートブラケット ハンドグリップ 富士フイルム Fuji Fujifilm GFX 50R, GFX-50R 用 Arca-Swiss標準に対応 LLX-GFX-50R-HB01 GRAMAS グラマス × 銀一 Extra Camera Glass FUJIFILM GFX50S用液晶強化ガラスフィルム 高級 ビジネス ギフト FUJIFILM スマートフォン用プリンター “スマホdeチェキ FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T3ボディ シルバー X-T3-S

2018年9月7日 転ばぬ先の。 [カメラ]

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Nikon D7000 AF-S 18-200mm

西日本の台風そして北海道の大地震と、被害に遭われた方々に何もできていませんが、せめて心よりのお見舞いを申し上げます。

時期的に、ドイツで開かれるフォトキナを前に新型のカメラが立て続けに発表された。Nikon Z 7とZ 6そしてCanon EOS R、FUJIFILM X-T3だ。

未だそのどれも目にはしていないので仄聞ではあるが、そのどれもが次の時代に向けた新しいカメラシステムである。web上ではその満を持して発表されたニコンやキヤノンの新世代のミラーレスカメラに、メモリーカードスロットが一つしか設定されていない事が話題だ。

記憶に間違いが無ければD7000で普及機クラスのカメラにもデュアルスロットを採用し、大いなる安心を寄与してくれたのがニコンだ。ところが、満を持したはずの、しかも相当高価な新型カメラには、たった一つのカードスロットしか見当たらないのである。奇しくもそれは続いて発表されたキヤノンの新型カメラも、ミラーレスカメラである事と、たった一つのカードスロットしか、という点で何故か同じ方向を向いているのであった。

仕事で写真を写すという事は、つまり少なくとも写っていることを保証するという事である。

だからある程度事前に発覚しやすい写らない事態より不安なのは写した写真を失う事だ。それはデーターという情弱な信号に写真を置き換えるデジタルカメラの時代になってより一層神経を使うことになったのである。現像が上がるまで写ってるか胃が痛む状況が、デジタルカメラになって解消されたかと思えばデーター消失の不安に胃が痛むという、フォトグラファーはつくづく因果な仕事なのである。

テザーでしか運用できなかった初期のデジタルカメラはともかく、スタンドアロンで運用できるようになってからは兎に角コンピューターや、エプソンやキヤノンのモバイルストレージへ一刻も早くバックアップを取ることが精神的平穏のよりどころだった。なにしろスタンドアロン可能でデュアルスロット完備のKodak DCS ProBackなんか、カメラ寄りのスロットはうまく記録できないから使わないでね、なんてKodakから念を押されたりだったくらいだから。

D7000以降のデュアルスロットの恩恵にあずかり、現在の仕事のワークフローは撮影時は2枚のメモリーカードに同時記録、そしてそれをミラーリングしたHDD上にコピーしたうえで作業用コンピューターでポストプロダクション作業という流れだ。少なくとも胃が痛んだり、妙な動悸がしたりすることは大分抑えられるのである。

新型カメラ、例えばニコンのそれはXQDカードの理論的安定性が、シングルスロットの口実かもしれない。でもそれが思い違いであることは、それは比べることは不謹慎であるかもしれないけれど、この度の台風に見舞われた関西国際空港が教えてくれた。機能も脱出の術もライフラインの供給もすべて失われた、たった1本しかなかった橋に船が衝突したことで。

2018年7月20日 明るい未来。 [カメラ]

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Nikon KeyMission 80

富士フィルムの発表会である。
”あの”XF200mmF2とXF8-16mmF2.8、そして交換レンズの今後の事、ついでにXF10の発表会である。

しょっちゅう富士フィルムの発表会を話のタネにしている気がするのは、まさしくその通りだ。カメラだレンズだ、そして情報発信拠点だ、と近年の富士フィルムは積極果敢である。さすがに今日はパーティーまでの設定はなかったが、交換レンズの発表会としては力が入っていた。

さて、大きな前玉の加工精度を自慢したXF200mmF2は、同梱される専用の1.4Xテレコンバーターを加えると、APS-CのXシリーズカメラでは、軽量で長時間の手持ちも苦にならない所謂400mmF2.8相当になるのである。無音で素早いAFや強力な手振れ補正はその昔のグラビアのようにローアングルでヒキで、開放でなんて少しやってみたくなるのであるが、フジの目論見は東京オリンピックでプレイヤーをこのレンズで、スタジアムの全景を今日のもう一本のワイドレンズでと考えているに違いない。

そのXF8-16mmF2.8は、つまり12mm相当の超広角域からF2.8の明るさを、APS-Cの利点を生かしたコンパクトさで実現している。このレンズも滑らかで素早いAFが印象的だ。既存のXF50-140mmF2.8とXF16-55mmF2.8に加えて、この表現は大嫌いだけれど、大三元レンズの完成なのだろう。余談だけれどニコン内部では「ニッパチトリオ」と呼んだそうである、願わくば富士フィルムにも大三元なんて分けわからない表現が通称化しないことを期待である。

XF33mmF1とXF16mmF2.8そして個人的には最も期待のXF16-80mmF4を含む開発ロードマップの公開と、宮城の工場の交換レンズ生産能力の大幅増強も発表された。それは東京オリンピックの年には現状比70%増ということである。

フィルムの終焉やハニカムCCDのそれを乗り越えて近年の富士フィルムは鼻息が荒く、頼もしいことは間違いない。ただ、ミラーレスカメラのEVFなら暗いレンズでも、乏しい光源下でもそれなりに明るく見えるのもその通りなのである。


FUJIFILM スマートフォン用プリンター “スマホdeチェキ FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B FUJIFILM ミラーレス一眼 X-H1ブラック X-H1 FUJIFILM ミラーレス一眼 X-A5レンズキット ブラウン X-A5LK-BW FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R

2018年4月28日 新名所。 [カメラ]

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FUJIFILM X-T2 XF 18-55mm

富士フィルムの新しいブランド発信拠点の話だ。
『FUJIFILM Imaging Plaza』がオープンである。
で、相変わらず日を置いてしまって、一昨日の事であるが内覧会にお邪魔した。

ついで、引き出物に頂いたNYC SANDというキャラメルクリームをサンドしたクッキーである。甘党だから、例えばX-E3あたりが「包まれる」のと変わらず歓笑である、勿論その度合いは相当な開きはあるが。

FUJIFILM Imaging Plazaの所在は丸の内だ。きっと富士フィルムの考えるX/GFXシリーズのカメラが求めるブランドイメージは、銀座や新宿そして六本木ではなく、きっとここなのだろうと会場までの道すがら勝手に納得をするのである。

招待状の案内は、写真文化のさらなる発展に貢献してまいります、と結ばれていた。期待しよう、とNYC SANDをほおばりながら、そう思った。


FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2 FUJIFILM ミラーレス一眼 X-H1ブラック X-H1 FUJIFILM カラーネガフイルム フジカラー SUPERIA X-TRA 400 36枚撮り 3本パック 135 SP400X-R 36EX 3SB FUJIFILM カラーネガフイルム フジカラー 100 35mm 36枚 100本 135 ISO 100 GYO 36EX 100P Fujifilm Neopan Acros白黒負フィルムISO 100、120 mm FUJIFILM 黒白ネガフイルム ネオパン 100 ACROS 35mm 36枚 3本 135 ACROS100 NP 36EX 3SB

2018年3月2日 祭りの後の寂しさは。 [カメラ]

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                 Nikon KeyMission 80

CP+である。
春の、恒例の、所謂カメラショーである。写真を生業とする身として、などと大義名分を用意しつつその実マニアだから行ってしまうのであることは、その通りだ。ただ、仕事のための情報の収集と確認が目的なことも、これもまたその通りなのである。

相変わらずその場所と催しの整合性が不満であるが、今年も”遠い”横浜のパシフィコ横浜が会場だ。最寄りのみなとみらい駅へと東横線に乗って出かけた。

なにしろ、C5で向かった昨年は、平日の昼過ぎなのに、国際展示場を標榜するパシフィコ横浜の公共駐車場は満車であると仁王立ちの警備員に拒まれたのであった。国内はもとより海外からも多くの来場者を集めるはずの国際展示場の駐車場は平日の昼過ぎに駐車することも叶わないのである。代替の駐車場を訪ねても、知らない分からないの返答しか得られず結局駅よりも遠い、しかも高価だった駐車場に停めざるを得なかったことに懲りたのである。

開催概要が変わった、かのフォトキナに代わりいよいよ国際的トレードショーとして多くの”New”を期待したものの結局CP+はいつも通りの、特段の盛り上がりの無いカメラショーだった。通路は広く、ブースは少なく、ヒトも少なく会場を丹念に一巡し必要な情報収集とご無沙汰の方々との挨拶が、午後から入場したのに夕刻を待たずに完了できたと、たっぷりと皮肉を込めて語っておこう。

スマートフォンという『革命』でカメラは存在理由を危うくしている。そしてかつて隆盛を誇ったニッポンの写真産業の些か寂しい現状は、中国企業の躍進とともに、やはりかっての華やかで賑やかだったカメラショーとは違う今日のCP+の会場で感じてしまう、と、一応嘆いておこう。

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2018年2月16日 正しい方角。 [カメラ]

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Nikon KeyMission 80


相変わらずモタモタしていたら、昨日のことになってしまったがX-H1のことである。

富士フィルムのデジタルカメラ、Xシリーズの新機種FUJIFILM X-H1である。つまり昨日発表会があったのである。曰くシリーズ史上最高のパフォーマンスを発揮するフラッグシップモデルだそうだ。

X-T2の発表会の時は、たしか先に発売したX-Pro2と合わせダブルフラッグシップと言っていたような記憶が、さらにGFX 50の時もフラッグシップと形容していたような。富士フィルムのカメララインナップはフラッグシップだらけなのである。

で、X-H1は予想外に良いカメラだった。それはつまり、例えばNikon D850が予想通り良いカメラだったのと似て非なる印象なのである。D850はD800からのネガを丹念につぶして満足度を高めた。それに対しX-H1は、実は本当はこんなカメラが作りたかったと既存の機種への言い訳が聞こえるような、不自然なレトロフューチャーへのアンチテーゼを受け取ったからである。

GFX 50という良き前例を経て、X-H1は見た目もだいぶ今風である。持ちやすいグリップ、押しやすい真っ当な大きさと位置の各ボタン。ショックアブソーバーを併用しミラーレスの利点を生かした静かなシャッター。なにより無意味な露出補正ダイアルを廃し見やすい液晶表示部となったことを称賛したい。残る二つの邪魔くさいダイアルも次機種あたりで廃されることも期待であるが、それはとりあえず内緒だ。

突如気張ったスペックで一眼動画の世界へ存在感を示したX-T2からその進化をX-H1が受け持つことになった。大型のヒートシンクをはじめ動画スペックは充実度を増した。

富士フィルムはそれぞれ異なった方角にフラッグシップモデルを配したのだ、あたかも鬼門を封じる寺院のように。やがて来るX-T3は静止画を重視する方向へ、レンジファインダー風世界観へX-Proを、そして中版デジタルということなのだろうと、デザートのケーキを些か大量に食べながら考えたのであった。


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