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2024年2月27日 カメラで写真を。 [カメラ]

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Asahi Pentax SP SMC-T 55mm


1977年の『日本カメラショー』の写真を今一度。

場所は日本橋高島屋である。長らくカメラショーは高島屋、写真用品ショーは大丸だった。プロ向けのIPPFは北の丸の科学技術館から後年サンシャイン60に移って開催されていた。高島屋に言わせると、大挙して押し寄せるのだけど、買い物はおろか食事すらすることも無く真っ直ぐ(用品ショー会場の大丸へと)帰ってしまうあまり有り難くないお客様だったそうである。


大盛況なこのシーンは、メインステージでのおそらく著名写真家による撮影のデモンストレーションだ。ライティングに使われているのが1kwスクープライトというあたりに時代を感じてしまうのだけれど、それ以上に、この場でのモデルの露出度の高い水着は、きっと、今では「不適切」。


2024年現代の日本カメラショーたる『CP+』が閉幕した。もう、暫く、実際に会場に足を運んでは無いのだけれど、決してカメラに興味を失った訳ではない。勿論、「不適切」なモデルさんが望め無いからでも決してない。


写真や映像はスマートフォンの中だけで完結する時代になって久しい。きっと撮影中の見映えを無視すればオリンピックをスマホだけで記録しても何ら不足は無いかも知れない。ハイエンドミラーレスカメラもスマホも結局カラクリは一緒だ。撮影という被写体情報の入力行為がハードウエア先行なのかソフトウェア先行なのかの違いでしかない。ましてや急激に進化するAiジェネレーターの生成する画像映像は最早カメラそのものの存在すら無用としている。


でもね、写真は(映像は)カメラで撮りたいのよ。仕事だし趣味だしね。ファインダーを覗いてそっとシャッターを切りたいわけよ。だから、新しいX100VIを二回り小さくしてEVFだけにしたカメラか、GR IIIxにEVFとストロボを内蔵してまともな4K動画性能を持たせたカメラが『カメラショー』で華々しくアンベールされる時を期待しているワケさ。
 


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