2019年8月28日 残暑お見舞い。 [日常]
Nikon Keymission 80
残暑お見舞い申し上げます。
と、
ハガキでお出しするつもりだった。
月ごとのグリーティングカードを停止してしまった怠惰な自らを戒めて、と言ってしまうとウソつきだけど、ともかくせめて季節のご挨拶くらいプリントして投函するつもりだった。
かつて暗室で現像して、停止して、定着して、水洗して、乾燥していたお作法は、今は機械のプリンターが肩代わりしてくれるのである。けれど手数は減ったが、作法に変わりはない。あーだこーだして望みのプリントを作ることは今も昔も同じだ。
実は6台ほどプリンターがある。ただ、FAXやコピー機としての複合機はともかくとして、例えばロケ先でもポラ代わりにプリントできればとバッテリー駆動可能なそれとかは結局使わないまま放置だったりするのであるから、常用しているのはA2サイズのフォトプリンターだ。その巨大な躯体でハガキのプリントは少し後ろめたさも感じるのではあるけど、ICCプロファイルと画質から「写真」はこの巨大なプリンターの担当なのであった。それは、つまり使えるプリンターはそれだけという事を意味する。
で、ここまでの文脈でご想像の通り、そのプリンターが故障した。プリント面をべっとりと黒インクが短い線状に断続的に覆うのである。
出張修理しか受け付けないと言うその基本的な料金は既に高価だ。さらに空しい期待を込めたクリーニング中に交換を要した”恐ろしく”高価なインクや廃インク吸収のメンテナンスカートリッジの価格を加えると修理の依頼は躊躇せざるを得ない。
果たして、季節のご挨拶をハガキでお送りする目論見は潰えたのであった。
と、
ハガキでお出しするつもりだった。
月ごとのグリーティングカードを停止してしまった怠惰な自らを戒めて、と言ってしまうとウソつきだけど、ともかくせめて季節のご挨拶くらいプリントして投函するつもりだった。
かつて暗室で現像して、停止して、定着して、水洗して、乾燥していたお作法は、今は機械のプリンターが肩代わりしてくれるのである。けれど手数は減ったが、作法に変わりはない。あーだこーだして望みのプリントを作ることは今も昔も同じだ。
実は6台ほどプリンターがある。ただ、FAXやコピー機としての複合機はともかくとして、例えばロケ先でもポラ代わりにプリントできればとバッテリー駆動可能なそれとかは結局使わないまま放置だったりするのであるから、常用しているのはA2サイズのフォトプリンターだ。その巨大な躯体でハガキのプリントは少し後ろめたさも感じるのではあるけど、ICCプロファイルと画質から「写真」はこの巨大なプリンターの担当なのであった。それは、つまり使えるプリンターはそれだけという事を意味する。
で、ここまでの文脈でご想像の通り、そのプリンターが故障した。プリント面をべっとりと黒インクが短い線状に断続的に覆うのである。
出張修理しか受け付けないと言うその基本的な料金は既に高価だ。さらに空しい期待を込めたクリーニング中に交換を要した”恐ろしく”高価なインクや廃インク吸収のメンテナンスカートリッジの価格を加えると修理の依頼は躊躇せざるを得ない。
果たして、季節のご挨拶をハガキでお送りする目論見は潰えたのであった。
2019-08-28 19:09
2019年8月24日 修飾語。 [クルマ]
Nikon Keymission 80
いつもの”弾丸”帰省である。
それは、ようするに基本的に独りで、平日に、ノンストップで、実家そばにある墓参りに行って帰る、だけ、の400㎞程の”寂しい”運転行為を意味する。
例のごとく、実家には待つ人もいない事を言い訳にお盆のあけを待って行ってきた。それは当然お盆休みの道路渋滞を回避するいじましい工夫だ。それでなくても実家は観光地に位置するが故”絶望的”な渋滞と休日という言葉は同義語に化してしまうのだからね。
残念なことに、平日とは言え行きも帰りもそこそこの渋滞だった。往路は4時間強、復路は5時間を要した。まあしかし、それはかつて経験した最悪の時の半分であるから、進んだ計画道路整備とお盆休み回避の効果だと前向きに納得することにしよう。
ここの所、運転という言葉に”高齢者”とか”あおり”とかの連用修飾語を用いるのが一般化している。そこで、高齢者に近い、あるいはそのものかも知れない立場としては、例えば白いBMWのX5を追い越す際には”注意深く”かつ”円滑な”運転を心掛けたのは言うまでもない。と、些か”嫌味な”物言いはすかさず陳謝しておこう。
ともかく、道路の上はX5をはじめとして、あっちもこっちも”流行りの”SUVだらけ。さらにあっちとこっちの間には所謂日本版ミニバンばかり。流行りの車種がこうも揃う日本のGNIの高さを改めて認識するのである、と、まあこれは嫌味というより僻みかもしれない。
ところで流行りの車群に対峙する我がCITROEN C5 tourerは勿論SUVにもミニバンにもカテゴライズされない。図らずも”人と違う”クルマに乗りたいという、シトロエンに求め続けた期待は、結果的に、今もなお成就である。”人と違う”クルマとして”優れた”デザインと”唯一無二の”メカニズムの”少し変な”クルマのCITROEN BX 16TRSに乗り始めてからC5 Tourerまで30年以上ずっとシトロエンユーザーだ。なにしろモデルチェンジで代替わりしてもどれも”少し変な”ことには変わりのない”安心の”シトロエンだったから。つまり過去形の話だ。なにしろ、いまやシトロエンのショウルームにはSUVとミニバンしかない。先日試した同じC5の名を引き継ぐクルマには”優れた”デザインも”唯一無二の”メカニズムも見当たらない。
お盆渋滞の車群に埋没する、”流行りだから”の”周りと同じ”クルマ。それシトロエンじゃないよね。
例のごとく、実家には待つ人もいない事を言い訳にお盆のあけを待って行ってきた。それは当然お盆休みの道路渋滞を回避するいじましい工夫だ。それでなくても実家は観光地に位置するが故”絶望的”な渋滞と休日という言葉は同義語に化してしまうのだからね。
残念なことに、平日とは言え行きも帰りもそこそこの渋滞だった。往路は4時間強、復路は5時間を要した。まあしかし、それはかつて経験した最悪の時の半分であるから、進んだ計画道路整備とお盆休み回避の効果だと前向きに納得することにしよう。
ここの所、運転という言葉に”高齢者”とか”あおり”とかの連用修飾語を用いるのが一般化している。そこで、高齢者に近い、あるいはそのものかも知れない立場としては、例えば白いBMWのX5を追い越す際には”注意深く”かつ”円滑な”運転を心掛けたのは言うまでもない。と、些か”嫌味な”物言いはすかさず陳謝しておこう。
ともかく、道路の上はX5をはじめとして、あっちもこっちも”流行りの”SUVだらけ。さらにあっちとこっちの間には所謂日本版ミニバンばかり。流行りの車種がこうも揃う日本のGNIの高さを改めて認識するのである、と、まあこれは嫌味というより僻みかもしれない。
ところで流行りの車群に対峙する我がCITROEN C5 tourerは勿論SUVにもミニバンにもカテゴライズされない。図らずも”人と違う”クルマに乗りたいという、シトロエンに求め続けた期待は、結果的に、今もなお成就である。”人と違う”クルマとして”優れた”デザインと”唯一無二の”メカニズムの”少し変な”クルマのCITROEN BX 16TRSに乗り始めてからC5 Tourerまで30年以上ずっとシトロエンユーザーだ。なにしろモデルチェンジで代替わりしてもどれも”少し変な”ことには変わりのない”安心の”シトロエンだったから。つまり過去形の話だ。なにしろ、いまやシトロエンのショウルームにはSUVとミニバンしかない。先日試した同じC5の名を引き継ぐクルマには”優れた”デザインも”唯一無二の”メカニズムも見当たらない。
お盆渋滞の車群に埋没する、”流行りだから”の”周りと同じ”クルマ。それシトロエンじゃないよね。
2019-08-24 14:54