2022年7月29日 ハッピーバースデイの日。 [カメラ]

Fujifilm X-T2 XF18-55mm
セルフポートレートである。誕生日だから。
雲一つない力強い太陽光が描き出すセルフポートレートだ。夏だから、眩しいほどの照り返しとくっきりとした影だけで。
こんな時、些か古いX-T2のファインダーは少し冷静な”見え”だ。それはつまり、照り返しがバーンとシャドウがグーッとなどと盛り上がる写欲をなだめるような、言わば大人しい見えになるのである。
センサーが捉えた光の量をうまい具合に調節してファインダー内のディスプレイに表示しているのがミラーレスカメラの道理だ。そこが直接ピントグラスにあたる光を見ている一眼レフカメラとの一番の違いである。肉眼で感じたモチベーションをほどほど引き継いでくれるのが一眼レフのファインダーという事だ。とは言えレフだろうがミラーレスだろうが結局ミラーレスカメラのファインダーで見たように写るのである。デジタルカメラだから。
写真家のモチベーションを維持してくれるファインダーが備われば、ミラーレスカメラは理にかなったカメラだ。ここにきて急にあちこちで一眼レフ開発終了が話題になっているのは、きっと写真家を盛り上げてくれるエレクトロビューファインダーが出来上がったから、だろう。
こんな時、些か古いX-T2のファインダーは少し冷静な”見え”だ。それはつまり、照り返しがバーンとシャドウがグーッとなどと盛り上がる写欲をなだめるような、言わば大人しい見えになるのである。
センサーが捉えた光の量をうまい具合に調節してファインダー内のディスプレイに表示しているのがミラーレスカメラの道理だ。そこが直接ピントグラスにあたる光を見ている一眼レフカメラとの一番の違いである。肉眼で感じたモチベーションをほどほど引き継いでくれるのが一眼レフのファインダーという事だ。とは言えレフだろうがミラーレスだろうが結局ミラーレスカメラのファインダーで見たように写るのである。デジタルカメラだから。
写真家のモチベーションを維持してくれるファインダーが備われば、ミラーレスカメラは理にかなったカメラだ。ここにきて急にあちこちで一眼レフ開発終了が話題になっているのは、きっと写真家を盛り上げてくれるエレクトロビューファインダーが出来上がったから、だろう。
2022-07-29 23:21
2022年7月25日 かき氷の日。 [日常]

ASAHI PENTAX SP SMCT55㎜
今日はかき氷の日であるらしい。
語呂合わせと、かつて日本で一番暑かった記録を残した日だからと制定されたようである。暑い日はかき氷であると、いたく正論である。
本来はこんな写真であるべきところ、学生時代の夏の日の故郷の駅の写真だ。
夏休みのかき氷の思い出話。
我が故郷は観光地である。冬暖かく夏は何か所もの美しいビーチという分かりやすい観光地だ。だから学生の頃、夏休みの帰省を電車でと試みると、如何にも海水浴客といった風情の満員電車で到着するのがこの写真のような状況の駅だ。
そんな駅に降り立ったら眼前のお土産店で、不思議なことに、何故か大学の先輩が働いていた。ニチゲーの映画学科だったか演劇学科だったかの先輩だけれど、ともかく同郷ではない。
おーフナツ!何してる?と声を掛けられたのだが、それは正にこっちのセリフだ。忙しいからチョット手伝えと帰省荷物のまま引き込まれ、店主への紹介もそこそこに、客足の途絶える夕刻まで、かき氷作りを手伝わされたのである。しかも先輩の抜けた翌日から数日間はフルタイムでかき氷作りだ。なにしろかき氷の注文が尋常ではないのである、電動とはいえ一杯のかき氷を削っている間に注文がたまるのだ。タイミングを見計らって地下にある冷凍庫から2階の喫茶室まで一貫目の氷柱を担ぎ上げる時以外はかき氷機はずっと回りっぱなし状態だ。
注文に応じて器の底にシロップやゆであずきを、そしてその上にふんわりと削った氷を盛りつけたら見栄えの良いようにシロップや練乳で仕上げて出来上がりだ。削り刃に氷を押し当てるレバー操作の力具合、氷を受ける時の器の廻し具合そしてバランスの良いシロップの量と、今風に言えばスキルアップがあっという間だ。なにしろひたすらかき氷を作り続けているわけだから。
ただ惜しむらくは、その大学時代の夏休みに身に着けた特別なスキルを活かす機会はその後なかった。
本来はこんな写真であるべきところ、学生時代の夏の日の故郷の駅の写真だ。
夏休みのかき氷の思い出話。
我が故郷は観光地である。冬暖かく夏は何か所もの美しいビーチという分かりやすい観光地だ。だから学生の頃、夏休みの帰省を電車でと試みると、如何にも海水浴客といった風情の満員電車で到着するのがこの写真のような状況の駅だ。
そんな駅に降り立ったら眼前のお土産店で、不思議なことに、何故か大学の先輩が働いていた。ニチゲーの映画学科だったか演劇学科だったかの先輩だけれど、ともかく同郷ではない。
おーフナツ!何してる?と声を掛けられたのだが、それは正にこっちのセリフだ。忙しいからチョット手伝えと帰省荷物のまま引き込まれ、店主への紹介もそこそこに、客足の途絶える夕刻まで、かき氷作りを手伝わされたのである。しかも先輩の抜けた翌日から数日間はフルタイムでかき氷作りだ。なにしろかき氷の注文が尋常ではないのである、電動とはいえ一杯のかき氷を削っている間に注文がたまるのだ。タイミングを見計らって地下にある冷凍庫から2階の喫茶室まで一貫目の氷柱を担ぎ上げる時以外はかき氷機はずっと回りっぱなし状態だ。
注文に応じて器の底にシロップやゆであずきを、そしてその上にふんわりと削った氷を盛りつけたら見栄えの良いようにシロップや練乳で仕上げて出来上がりだ。削り刃に氷を押し当てるレバー操作の力具合、氷を受ける時の器の廻し具合そしてバランスの良いシロップの量と、今風に言えばスキルアップがあっという間だ。なにしろひたすらかき氷を作り続けているわけだから。
ただ惜しむらくは、その大学時代の夏休みに身に着けた特別なスキルを活かす機会はその後なかった。








2022-07-25 21:49