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2008年8月12日 イチゴミルクかミルク金時か [お気に入り]

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Fujifilm S2Pro AF-S DX ED 12-24mm
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Fujifilm S2Pro AF-S DX ED 12-24mm

天然氷である。
そいつのかき氷である。
つまり乱暴に言ってしまえば、真冬に池に張った氷を大事に取っておいて真夏の炎天下に食するのである。なんと言う贅沢であろうか。

埼玉県は長瀞にある阿左美冷蔵というお店が以前より有名である。かっては数十件あった秩父の伏流水を用いた天然氷製造所の唯一の現役だそうである。真冬に毎日製氷池の氷の表面の掃除と膨張して割れないようにと池の氷の一部を切り取ったりのメインテナンスが欠かせないそうで、大変な仕事であろうと想像するのである。

氷は確かに美味しいのであるが、何よりロケーションも良いのである。道路から一寸だけ入った、記憶に懐かしい田舎の民家と言った風情のこのお店、その庭先で草木に囲まれてシャクシャク氷を食べるので一段と美味しいのである。夏の醍醐味独り占めである。少し行けば美しい青緑の水の流れるライン下りで有名な荒川である、地球の造山活動を実感できる多くの岩とともに癒されるのであった。

そして博物館である。埼玉県立自然史博物館、近年埼玉県立自然の博物館に再編整備されたそうであるが、埼玉県で出土した巨大な古代のサメの復元模型が頭上に泳ぐエントランスから入る此の博物館も、なかなかに凝った展示物で楽しめるのであった。

実は写真は数年前に撮影したものである。勿論今も変わらず天然氷のかき氷は食べる事は出来るのであるが、冬、氷の出来方が変わってしまったと言う話が先日の新聞に載っていた。地球温暖化はこんな当たり前の、そしてささやかな贅沢にすら影を落としているのである。

ところで改めて写真データを見直すと、此の僅か数年のデジタルカメラの画質の進歩には驚いてしまうのであった。レンズ自体このS2Proは勿論D1xやD70で使っても甘い写りとキツい像の流れが目立ち、超広角レンズだからという言い訳を自分にしながら使っていた様な有様であったのだが、当時は良いと思っていたS2Proのデータそのものも解像度の低さや色のつながりの悪さ等ちょっと驚いてしまう。その昔、ってほどじゃないけどアタシがテストしていたフジのS1Proの出力プリント見て『こんなに写るの!』とPHASE ONEの当時の日本代理店のIMEAGE ONEの担当者が驚いていたのが懐かしいのであった。



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