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2015年3月25日 情報操作。 [カメラ]

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Nikon D600 AF-S 60mm

唐突に情報の話題である。
相変わらず日付に何ら関連は無い事には看過を期待するのである。

先日、ニコンカレッジで「いまさら聞けない・デジタルカメラとコンピューターの基本のき」と題する講義をさせて頂いた。既出の動画関連の講座と同様に、まあ誤解の多い巷の情報の是正を目論んだ講義である。

つまり、Web上などに横溢するデジタルカメラでの”増えること”に対する非難へのアンチテーゼだ。イメージセンサーの画素数が増えること、RAWデータで記録すること、Adobe RGBの色空間を使うこと等を何故か非難する声が大きい。そして声高のそれが盲目的に正義であるかのような風潮が、それは一部の現象とは思うものの、お節介にも気になっていた。そこで正しい判断の一助にと講義を行ったのである。

とは言え、写真教室であるニコンカレッジで「基本のき」とは我ながら内容不明な講座であり、果たして受講者は極少数であったことはイロイロ反省では有った。

ITつまりInformation Technologyをマクラに講義をした。いつも上手くオチ無いのは内緒だ。兎も角、情報がキーワードである、デジタルフォトとはカメラが入力した情報をコンピューターが処理して画像として出力することだからだ。

因みに公開したい情報はインフォメーションで秘密にしたい情報はインテリジェンスだ。もちろん英語と日本語のニュアンスとも言えるが、例えばボンドさんの勤務先はMilitary Intelligence 6でありライアン博士はCentral Intelligence Agencyなのである。

インフォメーションであれインテリジェンスであれ情報量が多いほど効果的である。画素一つが輝度情報一つしか捉えられないデジタルカメラにおいて画素数の増加と情報量は正比例だ、入力情報が多いほうが高解像度であり高画質なのは自明なのである。画素サイズの低下に因る感度低下に起因する画質劣化など撮影環境で補えるが根本的な情報量はカメラの性能如何だ。そして色情報を間引いて減らし更に8bitに押し込んだ上非可逆圧縮するJPEG保存は、そのメリットの有用性は画質の劣化の対価であることを理解して欲しいのである。

また最近あるカメラメーカー首脳のインタビュー発言に画素数増加を否定する発言をみた。撮る側の視点では、それはただの言い訳であり屁理屈であると看破した。インタビュー発言に形をとったつまらない情報操作だ、それこそ非難するべきだと思う。そもそもそのメーカーの初期のデジタルカメラに比べ現行機種は既に100倍もの画素数の増加をしているのだから。


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