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2015年3月21日 即席御馳走。 [お気に入り]

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Panasonic LUMIX FX-500

インスタントラーメンである。
春分の日、と言うより休日だからと言ったこじつけである事は、今更言わずもがなである。

過日グーグルのトップにもそれがあったように、本来は安藤百福の生誕日にすべき話題ではある事は十分承知だが。

兎も角、休日の少し遅い昼食にインスタントラーメンは良く似合う、と思っている。家から一歩も出ることもなく、さしたる手間も掛からず、温かい食事が堪能できるのだからだ。当然この「堪能」が「満足」とは比例性に欠けるという指摘はこの際無視である。

カップヌードル新発売の新聞15段広告は記憶にある。その時はそこそこの年齢に達していたからだ。カップヌードルという未知の言葉とフォークで食べているビジュアルから、当時何故か我家に良く有ったキャンベルの缶詰のチキンヌードルと同様なものだろうと想像しながら新聞を眺めた。それはキャンベルのチキンヌードルがあまり美味しくなかったからである。実はカップヌードルはカップに入った”好物の”インスタントラーメンであることが分かったのは暫く時間を経てからの事だった。

インスタントラーメンが好物になったのは、恐らく「小池さん」がいつも食べていたからだと思う。ただ「小池さん」がするようにお湯を注ぎフタをして待っても、チキンラーメンは少し硬くてマンガと異なる現実の厳しさを幼いなりに学ぶのであった。

ねだって母親が作ってくれるインスタントラーメンは何時も具無しの素のままだった。母としてはあくまでも「インスタントラーメン」だったのだろう、なにしろ一人暮らしの大学生が年中インスタントラーメン食で病死したとか重い病気になったとかと言った都市伝説のような話題を時折口にしていたくらいだから、きっとそれを食事として”調理”するつもりは無かったのだと思う。

ある時友達の家で出されたサッポロ一番みそラーメンに玉ねぎと豚肉が入っていた。驚くほど美味しかった。帰宅後母親に食事をご馳走になったことの報告と、そのインスタントラーメンと具材の玉ねぎと豚肉の詳細を説明しそれがいかに美味しかったかを訴えた。

結局、その後も我家では、あくまで”素の”インスタントラーメンだった。そして自分で作れる年令になっても、インスタントラーメンとして素のままで完結することが、なんとなく正論だった。

今日の昼食は日清の「北海道のラーメン屋さん」である。少しボリュームが欲しかったから白菜と刻んだ油揚げ、そして出来上がりに白ゴマを多めにふった。

邪道だ。ただ、とても美味いのは当然なのである。


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タグ:ラーメン
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