2014年6月19日 夜風にあたって銀座界隈。

Panasonic LUMIX FX-500

ニコンカレッジの銀座校ということである。

昨日はニコンの写真教室であるところのニコンカレッジの講師を務めさせて頂いた。

銀座で、夜の、教室である。なんとも甘美な響きであるが、勿論写真の講義を行わせていただいたのは言うまでもない。プレゼンテーションソフトに資料をまとめ時間配分に完璧を期したつもりだったが、生来のアドリブ気質から予定時間を超過してしまった事を、些か滑り気味のギャグともども熱心な受講生の皆さんにお詫びである。

講義内容は、実は動画撮影についてであった。写真機がデジタルになり写真教室とはいえアプリケーションソフトの使い方であったりプリンターの設定についてだったりと講座は多岐に渡る。世界初の動画撮影機能搭載のNikon D90そして続くCanon EOS 5D2が発売されて5年。確信犯的例外を除けば現行のデジタル写真機は静止画も動画も撮れる、つまり写真とは動かないか動くかという二種類に区分され、尚且つ撮影時に容易に選択ができる時代故、写真教室のカテゴリーに動画はフツーだ、と言ってしまおう。

銀座から勝鬨橋を抜けて向こう側のお台場の東京ビッグサイトではPHOTO NEXTが開かれていた。こちらも5年目である、例のごとく路地裏のお店巡り的魅力は保たれてはいるが随分垢抜けて賑やかな展示会になった。元来営業写真館向けを主旨としているのだが徐々に所謂プロ向けに内容が広げられている様子で出展も増えている。流行物を賑やかしでとばかりに事更にHDSLRでの動画撮影用機材！といった昨年までの展示は影を潜め、普通に動画機材”も”並んでいるのが今年の展示である。

HDSLRの登場で火がつき沸き立った流れは、新たなシネカメラに向きを変え、或いは当然のものと帰結したのである。とは言え未だ写真機に動画機能を認めない”純粋”にして”一途”な写真愛好者を動画モードへ誘導する講義を、つまり行ったのである。次回は来月の25日に予定されている、宜しければパンフレットやニコンのホームページから是非お申込みください。と今日は少し宣伝である。

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