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2013年4月30日 理不尽ということ。 [クルマ]

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Panasonic LUMIX FX500

理不尽という言葉を覚えたのは幼い頃の「少年マガジン」の「あしたのジョー」だった。白木葉子あるいは力石徹のセリフだったと記憶している。矢吹丈や、ましてや丹下段平のそれでは無かったとするのは思い込みかも知れない。早速父親への口答えに用いた、ほう難しい言葉を知ってるなと言われ、一段と鼻を膨らめたのも思い出である。

自動車保険を更新した。TVCMで頻繁に流れる割安感溢れる保険料に比べると相当に乖離した保険料が悲しい。見直され更に一段上がり上限に近い料率クラスが、下限に近いCMの例の車種より大分上なことが保険料が高額になる理由だそうである。つまり3000CCのシトロエンC5ツアラーは事故を起こしやすい危険なクルマであると言うことらしい。CMの例のクルマより動力性能も操縦性能も、安全装備も優れているシトロエンC5の高い危険回避能力は料率クラスの算定基準には活かされてはいないようである。ましてやC5に比べ1000倍以上の登録台数のCMの例のクルマの方が事故遭遇率が高いだろうと考える簡単な算数も算定基準では無いらしい。

都内の道でスピードバンプに遭遇した。車速抑制の為とされる意図的に道路に凸部を構築する例のアレである。普段通ることがなかった道ではあるが独立した歩道も路側帯もある往復二車線の道路だ、勿論住宅街の生活道路ではない。存在理由は疑問であるが、当然減速して通過した。スピードバンプは高速で通過したクルマに物理的ダメージを与えることを目的に設置されているのである、要は通っちゃった後に後悔させて次から減速させようという方法論だ。つまりハナから減速するつもりが無いドライバーには、その時点で、車速抑制効果など無い。そして遵法精神に富む一般ドライバーには不必要なストレスにすぎない。

コンクリートのバリアで突然狭められている道路にも遭遇した。首都高速の高架に沿ってその下に造られた片側一車線の一方通行の道路は突然左右からコンクリートのバリアで半分ほどに狭められているのである。明らかにボディに接触する高さのコンクリートバリアで挟まれ残された空間の寸法表示も比較できる目安も無い、近づけばボンネットで死角になるその悪意に満ちた作りは目的が理解できない。ドライバーのリスクは車速抑制の大義名分の前では算定基準外のようである。

理不尽という言葉は「あしたのジョー」がいない今でも、実感は、出来る。

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