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2013年5月28日 ほの辛い薄き幸せ。 [お気に入り]

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Nikon D600 AF-S 60mm

新玉ねぎである。
つまり、薄くスライスして生食。これが美味い、ということである。

そもそもが玉ねぎは美味しい野菜である。だいたいが有形無形にせよ玉ねぎの入っていないカレーライスなど想像も出来無い、とはあくまで個人的意見ではあるが玉ねぎの旨味の力は偉大だ。因みにカレーライスのルーには人参と馬鈴薯も必須だと声を大にしておきたい。

普段の玉ねぎの難点はいきなり生食が困難な辛味だ。随分昔、学校給食が不味い食事と同義語の小学生だった頃、何かの中に青臭くて辛い球根状のモノが入っていた。学校給食なのだから玉ねぎだったのだろうが、晒し足りないのか酷く不味かった。青臭くて辛いのは小学生の口には悲劇だ。無理やり口にしながら、何故か勝手にそれはユリの球根だと想像した、不味い理由を系統付けたかったに違いないのであるが何故ユリを選択したのかは未だ解らない。結局、玉ねぎだったかノビルだったかラッキョウだったか今更知る由もないが、不味かったそれをチューリップでもクロッカスでも無くユリの球根と決めつけたせいで百合根の美味しさを知ったのは大分オトナになってからなのは内緒だ。
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Nikon D600 AF-S 60mm

スライスした玉ねぎにはオリーブオイルと醤油がお気に入りだ。オリーブオイルに適量の醤油を乳化するまで混ぜ、それを玉ねぎに十分に混ぜ合わせて食べるのである、これが美味い。更に玉ねぎをあらかた食べ終えた所で豆腐を投入するのがマイブームでもある。水分の多い新玉ねぎで少し冷えた胃に、残った玉ねぎを薬味に豆腐がまた美味いのである。

醤油で引き立つ新玉ねぎの甘味と後味に少し残る辛味が美味しいのはオトナの味覚だ、いくらでも食べられそうである。新玉ねぎをスライスしながら気持ちはワクワクなのである。ただ、このマイブームが玉ねぎの栄養素の効果を体が欲している故かと少し不安だったりするのも不摂生なオトナの所以だ。

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