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2012年11月27日 プロフェッショナルという職業。 [日常]

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Nikon D600 AF-S70-200mm

連日の衆議院選挙の報道に、まあちょっと思ったことである。
政治という単語の本意を捉えにくい最近の我らがニッポンとは言え、国の将来に関わる重要な事案と捉えたいトップニュースが、カオスかブラックユーモアの詳解と読み取れてしまうのは政治に疎すぎるせいなのだろうかと些か思案の日々である。

以前より、どう贔屓目に受け取ろうが選挙と政党交付金を目的としたような新しい政党が、どの口で言うのかというような政党名を掲げて立ち上がっていたのに加え、衆議院選挙が現実化するや小さな政党に共通する独り善がりなセンスのない党名を翳して乱立である。新党立ち上げの気概より、都知事選挙と同日選挙となる東京においては選挙カーに起因する渋滞の危惧のほうが気になってしまうのは、やはり政治に疎いせいだと自分に言い聞かせるべきなのだろう。

ともあれ衆議院は解散したのである、つまり、選挙に向け勝つぞなどと気勢を上げている”元”衆議院議員の先生達は今現在は無職のただの人のはずである。平たく言ってしまえばプータローである。政治家という言葉の”家”が職業を表すとすれば彼らは政治家ではない事になる、或いは”家”が個人の活動を表すとしても政治力の行使できない元衆議院議員では政治家とは認識しがたい。選挙に「勝って」衆議院議員に「就職」して初めてセイジカになるのであろう、要するに政治家とは超高額な報酬の職業なのだ。公選法の定めでは衆参合わせて722人の就職口である。ふと参議院は残っているとはいえ今時点で2/3ものの国会議員がいなくても国は変わらず動いているじゃん、などと頭を過ぎってしまうのも、やっぱり政治に疎いからだろう。

報酬つまりギャラを対価に行為を行うヒトはプロフェッショナルと呼ばれる、すなわち政治家も当然プロフェッショナルである。仕事場である年間わずか数十日の国会で居眠りしようが、多数決用頭数に徹しようがプロフェッショナルセイジカは直接間接合わせ年間約一億円の固定収入に加え献金だの何だののギャラである、少なくともプロフェッショナルフォトグラファーより効率の良い仕事に見えるのは、重ね重ね自分が政治に疎いからなのであろう。

ただ、プロフェッショナルという語感が持つ専門的技能に秀でたさまという意味合いを、今日日のセイジカに見いだせないのは政治に疎いからでは無さそうである。

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