SSブログ

2012年10月5日 6/8の刺客。参上。 [カメラ]

nikonD600.jpg
Nikon D800 SMC Pentax 100mm

Nikon D600である。
春の3600万画素という圧倒的な説得力のD800に続いて秋は小型軽量を主語にしたD600の登場である。災害によって乱れた生産計画所以とはいえ今年のニコンは八面六臂だ。噂の段階では強調されていた、あるいは期待していた「安価」と言う修飾語の解釈に関しては些か失望は隠せないが、まあ確かに135判DSLRとすれば過去には望めなかった価格帯の新機種であり、小さくて軽い事は間違いない。

残念なことに遠目にはまるで太ったD7000である、ユーザーだから敢えて言うがD7000はイロイロと貧相であまり好みではない。しかもLV中の絞り駆動やヒストグラム表示、マルチセレクタ中央ボタンでの拡大表示等のD7000の欠点まで受け継いでいるのは失笑物である。とは言えD4・D800からの新世代のデザイン要素は盛り込まれ太ったことも相俟ってかフォールディング性などは貧相なD7000より格段に向上したのは救いだ。D7000の相似形に込められた”フルサイズ”という敷居を低め上級移行への誘引というこのカメラの使命とメーカーの思惑は理解しつつも、でもやっぱり大きなD7000より小さなD800が欲しかったと思うフォトグラファーは少なくないだろう。

ただ見た目と裏腹に、小型軽量で軽快な上2400万画素ものD600は実に魅力的なのである。スペック的に小型軽量化に伴う物理的制約に拠る性能低下が最小限なのは立派だ、静かなシャッターや細くなった測距枠を持つスッキリとクリアなファインダーは美点だ。取り敢えず初対面の印象は容姿を除きとても良好である、肝心の画質はもう少しお付き合いして冷静に見極めてみよう。

タグ:D600 D800 NIKON D7000
nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

Facebook コメント

トラックバック 0