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2010年9月11日 ジェットストリーム。 [日常]

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Panasonic LUMIX FX-500

ヒコーキ好きである。
いや正確には”ヒコーキも”と言うべきではあるが、幼い頃は漠然と大人になったらパイロットになろうと心に決めていた。

多くの少年が一度は憧れるバスの運転手の延長上にパイロットを感じていたのだと思う。つまり大きな乗り物への憧れが、それを自在に操る操縦者へと向けられるのである。ガンダムに搭乗するアムロレイに感情移入する事と相通ずるのであろう。ただ正直な所、ガンダムが活躍をした時代にはオトナになっていたアタシはさほどの愛着を少年アムロレイには実は持っていないだ、ヤマトの古代進のほうが実感なのであった。

運転席の直後に陣取って大きなサイドミラーなどで運転手と視界を共有するのがバスの醍醐味であるが、残念な事に旅客機では叶わない要望である、いきおい客室の小さな窓に張り付く事でヒコーキへの憧れを満喫する事になるのである。真っ青に広がる成層圏、地図と同じ形の地表や上から見る雲の姿はヒコーキに乗る事の最上の喜びである。

かってMr.ロンリーをバックに”機長”城達也が「遥か雲海の彼方・・・」と語る日本航空のラジオの深夜放送『JET STREAM』は大いに飛行機と空への憧れを掻き立てたのだった。雲海の上を飛行機雲を引きながら静かに空の青みに溶けて行く旅客機の姿を想像しながら夜中にラジオを聞いていた、大きな旅客機が飛ぶ姿に神々しさも感じたのでもある。

9年前の今日、ニューヨークのWTCに小型機が衝突して炎上中というニュース速報に続いてハイジャックされたボーイング767が水平にWTCに突っ込んで行く映像が配信された。

旅客機は憧れを載せて世界を繋ぐ為のもの、破壊する為の武器では無い。間違いが繰り返されない事を信じたい。


タグ:9.11
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