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2010年2月14日 ユニ・フォーム。 [日常]

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PENTAX K20D DA16-45mm

メリーチョコレートが起死回生に始めた販促キャンペーンにまんまと乗せられる一日がやってきた。
今や外国にも伝搬しつつあるようで、赤いサンタ像を作りあげたコカ・コーラ社に比類するかも知れない。ともあれチョコを贈ると言う決まり事を作りそれに一喜一憂するのはいかにも日本人ぽいと、憂ばかりのアタシは思うのである。

で、話はバンクーバー冬季オリンピック。
屋根への延焼が心配になるほど盛大に聖火が燃えた昨日の開会式は美しい光のショーだった。先住民の羽飾りの衣装も素敵だった。そして王立カナダ騎馬警察隊の格好良さにも魅せられた。

新聞夕刊にはその開会式の写真記事が載っている。驚異的な事である。フィルムで撮影していたら現地で現像している間に夕刊の締め切り時間は過ぎるであろう、日本への距離を考えたら翌朝刊すら難しい所だ。デジタル創成期にパナソニックがNYの新年カウントダウンの写真を日本の正月の新聞広告に使うという実験的挑戦をした事があったが、今やデジタルカメラとインターネットは容易に時間と距離を超えるのである。ムーアの法則はビルジョイの法則、ジョージギルダーの法則へと進化して行く事を何年か前に聞いたのだったがまさに実感である。

そんな先進性で驚愕の夕刊なのに情けないスノーボード選手の記事も載っていた。

画一化に反発する事、個性的である事、自分を表現する事は利点であると思う。彼もそうしたかったのかも知れないが、結局センスの無い着崩しと、ありふれた悪童をきどった記者会見の応対が逆に没個性なつまらなさを醸してしまった。若者的にはイケてるのだという擁護論もある腰パンに象徴される彼の着こなしは、結局ありがちなステレオタイプなものだと感じたのは口うるさいジジイに成りかけているアタシだからだろうか。

画一と言えば、選手たちに向けられるカメラである。まさにステレオタイプにCanonとNikon(アルファベット順)である。決められたユニフォームじゃ無いんだから、個性を生かしたチャレンジングなメーカーの参画を期待するアタシはやっぱり判官贔屓。

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