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2009年11月29日 賢者の贈り物 [カメラ]

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PENTAX K10D DA16-45mm

秋深し隣は・・・・
まさに秋も深まり、厳しいのである。ともかく仕事が無い、同業の皆はなにをするひとぞ・・。

本当にこの不況は厳しいのである。モノが売れないと企業はお金が無くて広告を作らない、そしてますますモノが売れず広告が作れない。要するにアタシのお仕事が無くなってしまう訳であった。しかも悲しい事に少ない仕事のギャラの入金も遅れがちである。

フォトグラファーという職業は資格も免許もいらない代わりに人一倍道具が要るのである。当然カメラにはじまり今はコンピューターも必須、山のような機材を持って撮影に赴く訳なのでクルマも必然である。ともかく依頼されたお仕事に対応出来る準備が無くては仕事を受ける事も出来ないのである。つまりお金が無いと機材が買えない、機材が無いと仕事が出来なくてお金が無いという見事な負のスパイラルが構築されるのであった。ギャラの金額、仕事の数そしてレンタル機材がその悪循環を停めてくれていたのは過去の事になってしまった。

去年の暮れだったか今年の初めだったか、PENTAXから645Dなんて危ないモノを出そうとしているけど業界的には買ってもらえそうなのかと言うような相談を受けた。お蔵になった前プロトタイプからひたすら待ってるアタシは勿論、期待している同業者は多かった。一体型の中判デジタルカメラはともかく待望のモノである。その時はまだ皆一刻も早く欲しがっていたのだったから、その旨を答えたのだった。

そのPENTAX 645Dの説明書のリークが昨日あたりから内外のBBSで話題になっている。中国のサイトに端を発したリーク画像はレイアウトソフトのデーターが元のようである。なるほど印刷を請け負っている中国からのリークなのであろう、デジタル時代は秘密の漏れ口はいろいろである。K-7の時と同様にメーカーが意図したものではないだろうが適度なリークはティザー広告の効果は高いと思う。

ボディデザインの若干の変更が反映されている所から、リーク画像は表一だけで完結している不思議なレイアウトであっても本物であろう。ただ同時に39M画素であると書かれているがKAF-40000の40M画素だったはずがやや安い素子に変更になったという事なのだろうか。

何にせよ待望のPENTAX 645Dの発売は確実に近づいているのであるが、相反して導入のモチベーションは低下して行っているのである。Oヘンリーの『賢者の贈り物』を密かに思ったアタシは間違っている?

タグ:PENTAX 645D
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