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2009年12月16日 居候、三杯目はそっと出し。 [日常]

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PENATAX K20D A macro50mm

あの猫の事である。
すっかり大きくなったのである。大家のアタシが言うのもなんであるが、なかなかの美人である。人ではないが。

形容詞として正しいのか解らないのだが、彼女は今や立派な野良猫である。ちょっと気が弱そうなところが心配ではあるが、一時期ほど甘えてこなくなったのだ。相変わらず飼い猫のように懐いているのではあるが。

懸案だった避妊手術を行ったのである。正確な誕生日は解らないがベランダにこのコと母猫を見つけた時から考えても必要な時期だろう。都会のど真ん中である、隣近所との関係もある、自然に任せて子猫を増殖させる事は出来ない。野良猫が道路に寝そべっているとその街は平和な感じがして幸せになるのはアタシが猫好きだからだろう、増えすぎる野良猫はヒトもネコも不幸にしてしまうのが現実である。

懐いている事を良い事に、トートバッグと書類ケースを組み合わせた簡易キャリーで病院への移送を試みたが、狭いバッグに不安を感じたのか途中で逃げられてしまい、無事入院させるためには本物の猫キャリーバッグを必要としたのであった。居候の野良猫のくせに、実は随分いろいろなグッズを買ってしまっているアタシであった。餌も当然、ひもじい思いをしたりゴミをあさったりしないようにキャットフードをせっせと与えていた。

避妊手術の日動物病院から、お腹の脂肪が多くて・・と電話があった。ハ?と聞き返すと肥満で卵巣の場所が特定しにくいので子宮も摘出しましたと言うのである。健康に影響は無いけど傷が大きいのでと説明された。

デブ猫だったのである。ノラなのに。

避妊手術をし、ワクチンも接種し、ノミダニ駆除もした真っ当な野良猫になって帰って来たこのコに心を鬼にして餌の量を減らした。さすが手術後はいろんな事でショックを受けていたのか減らした餌をも残していた。良い傾向だとちょっと思った。

手術から日を追った今、すっかり元気な様子であるが、餌の容器に手を伸ばし増量をせがんでくるのである。
野良、デブ、冬の寒さ、かわいそう、などのキーワードで心の葛藤を覚えるアタシであった。

タグ: ネコ 野良猫
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