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2009年8月23日 フェンスの向こうのアメリカ [日常]

f22.jpg
Pentax K20D DA*50-135mm

昨日と今日は横田基地フレンドシップディである。
OFF LIMITの警告と高いフェンスの中のアメリカの基地施設はいろいろな意味で好奇心をかられる場所であった。

特に福生はハウスと呼ばれる住宅と相まって、一種の憧れも抱いていた。
片岡義男やポパイに埋め込まれた潜在意識と言えなくも無いのが、まアタシらの世代であろう。

ともかく、日本の中に会ってアメリカなソコは果てしなく遠い場所であった。
が、実はもう随分前の事、許可も無く入ったのであった。

横浜の根岸の廃墟となった昔の競馬場でメンズコートあたりのロケをしたいと思ったのである。そこは米軍施設の中に有った。ゲートで彼らがするように「ハァイ」とか言ったら入れた。大きなスーパーマーケットやゲームセンター(?)を横目で見ながら進んで行くとすれ違う軍服の連中は目が合うとニコやかに挨拶してくるのだ、アメリカ人は愛想が良いと思った。まぁ結局は両側をMPに挟まれ連行されるのであるが、競馬場の廃墟は日本の防衛施設庁の管轄であり許可を取ってくれば米軍施設の中の通過はOKである事、カメラが米軍施設に向いた場合は逮捕する事を丁寧に教えてもらった。

で、フレンドシップディである。今日のアメリカ空軍横田基地はハァイと言ってカメラを持ってゲートを通過しても叱られないのである。そして最大の目的はF-22である。

禁輸措置とるほどの最重要軍事機密であり、驚く程高価な最新鋭戦闘機であるF-22ラプターが2機も来ているのである。おそらく来場した人たちのほとんどが、このニュースなヒコーキに興味を持っていたと思う。なにしろ「F-22ってどれですか?」と家族連れのオトーさんに尋ねられたくらいであった。

そこだけレーザー照準を装着したM4カービンとベレッタM9で武装した警備が重要性を物語るF-22は、しかし撮影制約も無く特徴的な金コーティングのキャノピーを輝かせて展示されているのである。パイロットのラプターのデザインのキャップもこじゃれていた。そして集まったヒコーキマニア(無論アタシも含め)は目前の滑走路を離陸し嘉手納に帰投するであろう時を待ったのである。

肩すかしであった。待てどF-22の離陸の気配は無いのである。それどころか夕方エプロンの一部閉鎖が解除された場所に戻ってみると、駐機していたはずの二機のF-22が消えていたのである。優れたステルス性能が遺憾なく発揮されたのであろうか、恐るべしである。

タグ:横田基地 F-22
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