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2009年5月30日 四代目参上 [日常]

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PENTAX K20D DA*50-135mm


しらせ である。
新型南極観測船砕氷艦「しらせ」の事である。
いつの間にか老朽化していた「初代しらせ」の後を継ぐ最新鋭のフネである。

小学生の頃だったか、好きだったノンフィクション本で氷に閉じ込められてしまうアノ樺太犬『タロとジロ』たちも運んだ「宗谷」の事を知った。現在は船の科学館に係留保存されている、正に数奇な運命の持ち主の日本の初代南極観測船「宗谷」は、氷に負けない本格砕氷艦「ふじ」「しらせ」と代を重ねて行くのであった。やはり小学生の頃「ふじ」のプラモデルを作った、良く作っていた軍用艦と違った幅広いずんぐりした船体のオレンジ色の成形色が印象的だった。なんて事を思い出してしまうのは加齢とは無関係では無さそうである。

色々な説があるようだが、異例なことに「しらせ」という名前が引き継がれているのである。我がCitroen C5も初めてフルモデルチェンジ後も「C5」の名称を引き継いだのであった。そこで海上自衛隊横須賀総監での「しらせ」の一般公開へ向け「二代目C5」を走らせたのだった。まったく関係ないのであるが。

ツアラーの名を聞くまでもなくシトロエンはどれもお出かけには最良なクルマなのである。GPSとETCで武装した我が「二代目C5」はさらにお出かけクルマとして完成度は高い。七年乗っていた「先代C5」は初期型だったので二代目と同じハイドラクティブ3+でありエンジンも同じなのであった。正直二代目は狭くなった室内、明らかにうるさいロードノイズやエンジン音と残念な点もあるが、俄然向上したボデイ剛性やハンドリング、優れたシートなどがネガを補って余あるのである。デカイ図体であるがホント運転し易い、というより走らせたくなるクルマであるのだ。

大きな船に例えられるハイドロシトロエンであるが、「しらせ」は大きな船であった。勿論タンカーや豪華客船とは言えないが並んで係留されていたイージス艦の倍程も幅広いのである。ペンキの匂いがアチラコチラで感じられるのは新品の証だろうか、なんにしろ何処もキレイである。まだ赤道の太陽に焼かれ南極の氷に突っ込むと言ったホンキは出していないのである。

11月に南極に向かうのだという。そう言えば南極観測隊が独自テストで寒さに強かったPENTAX K20Dを南極に持ち込んだという話があった。フィルム時代からペンタックスは寒さに強いと言われていたのだった。かってLXのカタログにも写真があったが極低温の試験室は当時ペンタックスしか持っていなかったという話を白川義員氏の『南極大陸』や『エベレスト』の撮影エピソードで聞いた事がある。

DSLRで初めてマイナス温度での動作保証をしたPENTAX K-7はまさに面目躍如と言う所だろうか。
先日K-7を弄った時、装着されていたレンズが南極観測隊仕様のDA35Ltdだった。厚い手袋で操作し易いようフォーカシングリングを倍にして柔らかなヘリコイドグリスに変えたモノである。これらが11月に観測隊員達とともに南極に向かってくれればと考えるアタシは、やっぱり判官贔屓。

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