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2009年3月30日 いち、にー、さん、645 [カメラ]

645.jpg
PENTAX K20D DA10-17mm

PIEはカメラショーや写真用品ショーなんかが一緒になって始まった、なんて悠長に昨日書いてたら、今日になってカメラ映像機器工業会が離脱し来年から独自でイベントを行うという報道である。昨年比約25%増しの入場者だったらしいのに、残念な事である。祭りは山車の数が多い方が楽しいのだろうに。

少し前にペンタックスというかHOYAから、67と645の生産終了、PENTAX 645 Digital開発始動と云う案内が送られて来た。6月まで生産を続けるが、それ以前に予定数に達したらその時点で終了なので注文は早めにと言う事である。『中判カメラはデジタルへ。』のキャッチコピーなのだが肝心の645Digitalは2010年発売予定なのだ。このタイムラグはどーなの、とツッコミの一つも入れたくなるのであった。

確かにもう随分の間67も645もフィルム入れてないのだ。お仕事の撮影はかようにデジタルへシフトしているのであった。

PENTAX 645 Digitalの再開はPIEでもメイン扱いだった。スッタモンダあった様ではあるが開発再開は歓迎である。しかし今更感は否めない。ペンタックスや旧ミノルタはデジタルカメラ参入の遅れが今の会社の現実となってしまっている。特にペンタックスは対フィリップスで苦労したMZ-Dの開発中断の後時間が掛かったのもイメージは悪かった。645 Digitalが同じ轍を踏まないように願いたいものである。

ペンタックスは二言めにはウチのユーザー層はと志の低い事を言うのである。確かにP65+のように500万円を超えるカメラは量産メーカーには不似合いだろうが性能に特化したモデルは必要だ。会場に掲示されていたプリントは物足りないものだった。ファームウエアは最終版では無いだろうし、レンズ性能もあるだろうがこの画質では不満だ。また、プリズム部のデザインが凡庸なものになってしまった事を除いてもカメラ本体のインターフェースが少なくなっている事は気になる。拡張性というデジタルならではの将来性も必要な性能なのだ。ウチのユーザーと言う無意味な上限は撤廃して欲しいものである。

採用を予定しているCCDの画素数は確かに今だったら悪く無いものであるが,来年はヘタをすれば時代遅れになりかねないのだ。後発の中判デジタルとしては思い切った低価格でのブレイクスルーを狙うしかないとは思うが無理矢理なコストカットによって中途半端な出来になってしまったら未来は無い。16bitRAWのサポートや無線LAN対応や外部ストレージ対応など必要な事は沢山ある。 SDのダブルスロットに退化してしまったメディアはCF+SDのダブルへ戻すべきだし冷却をしっかりさせてライブビューとコントラストAFは何としてでも入れなければいけない。

失ってしまうフィルム版の67や645に換えると言う事はとても大変な事なのだ。

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