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2008年11月14日 写真と言う表現 [カメラ]

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PENTAX K10D DA 35mm Macro Ltd

時間があったので東京都写真美術館へ行く。目的があった訳ではないのだが、そこはそれ、アタシも一応は写真を生業としているので写真展は色々見るのである。

取りあえず金700円也で2Fの『日本の新進作家展 on your body』のチケットを買う。割引対象のカードを所持していないか何時も問われるのだが、例えば三越カードなど持っていないのだ。そもそもが写真の公的美術館を標榜してながら割引のメリットを享受できるカードがお買い物系ばかりなのが、いくら恵比寿ガーデンプレイス内に有る美術館とは言えナンダカナァなんである。そもそもが写真関連団体の会員証などでは何のメリットも無い事が不思議である。それに何より展覧会ごとに別料金でしかも結構高いという事も不満なんである。江戸東京博物館もそうなのだが、どうも国立系に比して都立モノは料金体系がうまくないのだ、石原さん。

それはともかく現在最も注目される新進作家たちという解説の書かれた2Fの展覧会である。作品の印象から若い作家と思ったが後からパンフレットをみると意外に年齢が高いのだった。作品はどの作家のものも表現手段としての写真なのだ、写真展では無く芸術作品の展覧会なのであった。

正直アタシには面白く無かった。というよりアタシには理解出来なかったのだ。いつの間にかアタシの脳は芸術を解せる柔軟さを失う程硬化したと言う事か。ともかく何の興奮も満足感も感ずる事が出来なかったのだった。いつのまにか写真を生産するだけの技術者になってしまったのかと悲しい思いをしてしまった。

地階ではキヤノンの『写真新世紀』展である。アタシにはこちらの方が馴染みやすいのである。様々な表現であるが基本的には「写真」なんである。カメラやプリンターなどと自らの感性を具現化する手段が作家にとって手にし易い現在は可能性が無限である。チャレンジングな写真表現は楽しいのである。ただ、やはりアタシは心の何処かで巧い写真を求めていたのであった。そして写真新世紀て何時も似た傾向の写真の様に感じてしまうのは気のせいか。

それにしても写真新世紀の会場には首からカメラを提げたワカモノの多い事。そしてキヤノンの展覧会であるから当然なのか(on your bodyもキヤノン協賛だし)、キヤノンのカメラしか見ないのであった。大分前から一眼レフを首にする女の子を見るようになったのだが、この会場も例外ではない。我がご贔屓のペンタックスなどついぞ見ないのであるが、例えばPENTAX K-mなどママカメラとする割に微妙にマニアックな機能載せてるんだからコノ辺りにアピール出来るようにもう一歩キチンと作り込めば売れるカメラになっただろうにと、歯がゆいのであった。


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