2008年10月22日 150円の幸せ

PENTAX K20D DA 16-45mm

暮れるのが随分早くなって寂しいのである。

小さい頃、遊びをやめて友達と別れて帰宅しなけりゃいけない時間が秋になるとすでに薄暗く、さらに近くの家から相撲中継の触れ太鼓が聞こえて来て、ますます寂しくなったのであった。そのせいで大相撲嫌いだった時代の有るアタシなのである。

ま、そんな事思い出しながら、夕刻ガソリンを給油に向かったのである。我がCITROEN C5に搭載されるV6の３Lエンジンは結構大食いな事はご存知であろう。この夏アンチポリューションフォールトで入院した話題は以前記したが、その時ECUのファームウエアをアップデートしたのであるが燃費が改善される事は特に無かったようであった。アタシを悩ます新型C5導入の企ての障害の要因の一つが燃費なのである。しかもハイオクしか受け付けない贅沢仕様が恨めしいのであった。今週のハイオクの価格リッター155円だった事が僅かな救いである。

原油価格はおよそ半部になったと最近のニュースが伝えている。OPECは価格維持のため生産量を削減するというニュースも伝わってくる。ドバイに高さ１Kmにも及ぶビルを建てる為にはオイルパワーは大事なのであろうか、結局ガソリン価格はそんなに大きく下がってはくれないのだ。情けない事に、明日には200円越えかとハラハラしていた事を思うと、今日155円／Lで入れられた事を嬉しく感じてしまうのであった。

150円ほどの幸せと言えば、鶴屋吉信の『つばらつばら』である。一個147円のアタシの好物アンコモノである。

一種のどら焼きだと考えるのは鶴屋吉信に失礼であろうか、モッチリした二つ折りの生地にアンコが挟まれた小振りな姿形はまさに京菓子である。生地も餡もしっかりとした味を持ち、大きさの割にボリューム有る食感である。どら焼きのカステラ生地に対し歯ごたえの有るモッチリとした生地は同じ京都の『阿闍梨餅』に似ているのである。京都へ行かないと買え無い為、ついついデパートの京都がらみの催しで大量購入してしまう満月の『阿闍梨餅』に対し東京でも買いやすい『つばらつばら』ではあるが、そこは鶴屋吉信である、納得の京菓子の味わいなのである。

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