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2008年8月23日 卵がけごはん [日常]

ikura.jpg
PENTAX K20D D FA100mmMACRO

イクラである。魚卵であるのだ、鱈子も数の子もキャビアもロシア語では魚卵はすべてイックラァーだそうである。

筋子をもらったのでイクラを作ってみたのである。正確に言えばイクラの醤油漬けなのであるが、鮭の卵を筋子と呼び加工するとイクラとされるカラクリは何なのであろう。さらに言えば鱈子と辛子明太子もしかりである。

ともあれ、筋子をほぐしキレイにして醤油や酒や味醂などで作った漬け汁に一晩ほど浸し、熱々のご飯にかけて頂くと言うのがプロセスである。例えば新潟の加島屋のようなポピュラーな美味しい瓶詰めが有る中わざわざ自ら作るのは、やはり自分好みの味に仕上げられる点に尽きる。もっともリーズナブルという副次的アドバンテージも忘れてはいけない。

冷蔵庫から一日ぶりに姿を現したイクラは、無事アタシ好みの味に漬かっていた。早速ご飯にサラサラっとかけて食するのである。そう漬け汁の中からすくうから一粒一粒が分かれてサラサラなのである。それをご飯と一緒にかっ込むと、まさに玉子がけご飯の味がするのである。コレは美味いのだ。市販ものではなかなかこの玉子がけご飯感が得にくいのであった。

随分以前の事であるが、北海道の旭川に所謂裏メニューでネタが巨大な寿司屋さんに撮影に行ったのである。普通のネタは良いのであるが軍艦に巻いた大量のイクラは密閉容器からすくって載せたサラサラで、置いた瞬間サーッと崩れてしまうのであった。PENTAX LXに50mmマクロを付けて待ち構えてシャッターを切るのであるが、そうは形良い寿司は出来ず何貫も握ってもらう事になり、その度スタッフで交代で食べながら撮影を続けたのであった。美味い寿司に満足しつつ撮影を終えるとお昼ご飯をどうぞ(開店前の午前中の撮影であった)と言う事になり、なんとイクラ丼が用意されたのだった。しかもご飯になかなか到達できないほど分厚く敷き詰められたイクラがなんとご飯の中間層にも挟み込まれている驚異的な代物であった。

新鮮な地鶏の玉子がけご飯を思わせる濃厚な味であった。当時はメタボなどという言葉は無かったのである。

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