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2008年7月13日 苦言さらにだ、PENTAX [カメラ]

pentax_k20D_left.jpg
CANON EOS20D EF-S17-85

今日も暑い。いい天気である。梅雨は開けたのであったか。
こんな快晴の日曜日にアタシは引きこもりである。休日の昼間をいい事にサブウーファーを軋ませながら映画三昧であるのだ。ネクラな訳ではない。はずである。

そして昨日に続いてカメラの話題である。やはりネクラであるのか、アタシは。
しかも、コノ文章を記するのは二度目である。先般此の長文を書き上げ公開のボタンを押した所、サーバーに技術的な問題が発生しましたとの表示と共にすべて消え去って行ってしまったのである。
無情である。
Macで作業する我々に伝わる『こまんどえす』の呪文を思い出したのである。

書いた事の細かい部分が既に思い出せないのは加齢によるものではなく暑さのせいだと信じて本題である。
PENTAXがお気に入りである事は既に述べた通りである。それ故の苦言である。勿論ペンタックスのみを使用している訳ではない、仕事ではLeafやKodakやキヤノンやニコンやフジそしてHASSELBLADやトヨも使って来たのだ。そんな中何故かペンタックスがお気に入りなのである。判官贔屓あるいは天の邪鬼であろう事も概出の通りである。

ペンタックスをアタシの仕事で使用する事には何の問題も無い、クライアントに対する見栄も昔ほど重要ではないし、むしろ発色を含め画質の良さで積極的な選択肢となり得るのである。しかしそれはアタシの仕事が250km/hでコーナーに進入してくるマシンや怒号や歓声の中で一瞬を切り取る事を通常の被写体としていないからである。しかしそんな仕事がいつ舞い込んでくるかもしれない、職業なのだから。

仕事カメラ=プロ機とは必ずしも成り立たないのであるが、プロ機とは出来うる限りの高性能が与えられたモノと定義されると思う。仕事で写真を撮る事とはいかにストレスやリスクを無くして楽に確実な結果を得るかと言う事なのだ。撮影のプロセスを楽しむ事は不必要なのである。画質は勿論、写真を構成する要素の露出、ピントさらに写真を得る為の対環境性、操作性などが確実であり失敗のリスクが少ない事こそが必須である。だからこそ仕事で使われるのである。

ペンタックス以外のメーカーはプロ機のラインナップあるいは開発を明言している。
職業柄アタシ程度でもメーカーの開発の人に生意気にアドバイスしたりする事があるのであるが、あるメーカーはプロの為に高性能なプロ機を作るとアマチュアの人が沢山買ってくれるしラインナップ自体売れるのだと言う。正論であろう。マーケットにおいてプロユーザーなどほんの極少数である、商売対象ではなく広告なのである。そこで手厚いプロサービスを持つメーカーがある事は余談である。

足し算なのだと思う。ベースモデルに機能やコストを加えて行く事で高性能機が出来て行くのだと思う。
しかしペンタックスのカメラには引き算を感じてしまうのである。ウチのユーザーにはコノくらいでとか、コスト的にコノ性能は無理だからコレは削って作りましたと書いてあるように見て取れるのである。志が低いと感じてしまうのである。これはユーザーニーズの読み違いなのではないのか、あるいはペンタックス自体が自らのスタンスを卑下しすぎているのではと勘ぐってしまうのである。K20Dが金属ボディで高速で正確なAFとより多い連写駒数、大きな高画素液晶モニターを持って例えばD300と同程度の価格だったとしたらホントに現状のK20Dより売れないのであろうか。性能や進化を否定して安価に走ったMZや*istの後期はネガティブな結果しか残していないような気がするのだがどうだろう。

ペンタックスの最高性能機種は*istDからK10DになりK20Dになった、どれほど進化したのであろうか。同期間他のメーカーはどうであろうか。会社規模の点から差は当然あるはず、そして、そんな小さな会社が丁寧に高品質な製品を作るところがアタシのお気に入りの理由の一つではあるが、それにしても進化が鈍すぎるのではあるまいか。そこに性能への妥協が感じられてしまうのはアタシの読み違いだろうか。

小型軽量路線を求める声が必ずある。アタシは現状のK20Dは十分小型軽量であると思う、使いやすい大きさであるのだ。操作にストレスの無い大きさである。勿論小型軽量モデルは確かに欲しい、あくまでも別モデルとして。が過去のようなK200Dからあれこれ削った安価だけが売りの安っぽい低性能機ではもはやマーケットは相手にしないであろう。
アタシが欲しいのは高密度なEVFのみに割り切ってミラーやプリズムを廃して可能な限り小型化した金属ボディに二つの電子ダイヤルにハイパープログラムとハイパーマニュアルのツーモード、そしてK20D以上の画質を持った機種である。
どうだろう、ペンタックスらしく丁寧に仕上げてくれれば多少高価でも売れるのではないか。

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