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2013年7月4日 白い封筒のご案内。再び。 [カメラ]

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Pentax K10D DA16-45mm

また、昨日届いた手紙の事である。
差出人はペンタックスリコーイメージング株式会社代表取締役社長である。

先日はプジョー・シトロエン東京からの封書を話題にした。今回も白い洋形1号封筒の中の二つ折りの厚紙には、代表取締役社長名発送の例に漏れず会社の運営に関するものである。内容は社名変更の告知だ。

つまりペンタックスリコーイメージング株式会社からのお手紙は、準備が整ったから8月からリコーイメージング株式会社になるぞと言う事である。

散々既出だが旭光学のアサヒペンタックスSPを初めての自分のカメラとして買ってもらったのは随分昔だ。父の行きつけにして我が同級生の家業のカメラ屋で、そのデザインの美しさ(と比較的リーズナブルな価格)で選択したSPをオマケに貰った東芝製のフィルターやネオパンSSと共に手にした時の嬉しさは忘れられない。とにかく歓喜のあまり何度も眺めたボディと標準レンズのSMCタクマー55mmF1.8のシリアルナンバーは未だ諳んじられるのである。

カメラの箱に同封される立派な書籍のような説明書とレンズカタログで詳解される暗闇で300m先のヒトを判別できるカメラや紫外線域を透過し偽造発見できるレンズや魚眼や1000mm望遠は中学生を虜にするのに十分であった。連発される世界初や独創性にユーザーの身贔屓が加わって、以来ファンなのは既出だ。フィルム時代の仕事のメイン機材だった6x7(67)や645で撮ったカット数は、親切なサポートと優れたレンズに支えられ間違いなく星の数ほど、である。

元々ブランド名だったペンタックスが、またブランド名に戻るだけというお知らせに過ぎない。過日のHOYAからのお知らせと同じなのに何故か今回は寂しさが募るのは、今度の親会社がカメラメーカーだからだろう。手元に残る中学生を虜にしたアサヒペンタックスはもう動かない。

往年のペンタックスカメラ図鑑 (エイ文庫 (046)) Slr Cameras: Pentax Cameras Pentax: Pentax K Mount, List of Pentax Products Das Ashai Pentax Buch Pentax. Kameras von Gestern fuer Anwender von Heute

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