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2009年12月20日 女優という存在感。 [お気に入り]

machiya.jpg
PENTAX *istD DA16-45mm

今日はどうしてもTVドラマはさけては通れないのである。
以前より、まさにテレビッコなアタシは多々ドラマの話題を記して来たのであったが、カメラマンのくせに暇そうに見えるからあんまりTVに触れない方が良いんじゃないという指摘を受け実は自粛していたのである。

ところが今や実際の所仕事無くて暇なのであるから、自虐的ではあるがドラマを語るのである。

TBSの『JIN-仁-』が今日最終回であった。フジでは間違いの無い山崎豊子モノも楽しませて貰っているのだが、なにしろこの『JIN-仁-』は幕末、SF、医術ものというヒットの要素を全て盛り込んでいる点からも期待のドラマであったのだ。

結論としては楽しんだ、のは間違い無い。原作の漫画は残念ながら読んでいない、村上もとか は『六三四の剣』どまりである。なんにせよ連続ドラマとしては最終回を急ぎすぎたような気がするがどうだろう。それと含みを持たせたエンディングはTBSお得意のスペシャルから映画へ繋ぐ伏線なのだろうか。TBSと中谷美紀の組み合わせでドラマから映画へと誘導されDVDも買ってしまった『ケイゾク』を思い出すアタシであった。

ともかく登場人物とそのキャスティングに魅了されたのである。ドラマに出てくる全ての配役が見事であった。登場人物たちは重厚であり飄々として美しく健気で粋であり、なんとも魅力的であった。この人物たちに毎週一時間だけでも会える幸せであった。

ここでも中谷美紀である。なんという存在感なのだろう、見事と思わざるを得ないのである。花魁の貫禄、女郎の哀しさ、恋するつらさそのすべてを体現していた。美しく気っぷのいい吉原一の花魁から町娘の姿で小雪の中を去る万感のシーンまで中谷美紀は完璧な「野風」であった。NHKでの白州正子に続いて存在感に魅了されるのである。

この分では再びTBSと中谷美紀のコンビネーションでの謀略にハマりそうである。

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