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2009年3月21日 マラソンスピードとフォーカススピード [カメラ]

tokyomarathon.jpg
PENTAX K10D DA10-17mm

明日は東京マラソンである。
残念ながら典型的運動不足オヤジであるところのアタシは参加する訳では無いが、気にはしているのだった。

最近では、走ると言ったら駅のホームばかりと情けない限りなのである。なにしろ十年近く前に時々やっていた草サッカーですらピッチ半分を横に使おうかと真剣に考えてしまう程、ヘタレな肉体を誇ってしまうのであった。

昨年は2月18日の開催であった。悪天候の予報が出ている今年と異なり実に良い天気だった。新宿の都庁前がスタートと近場な事と、やはりアノ大人数のランナーの固まりを見たいと思いスタート後の最初のコーナーの立ち上がりが遠望出来る歌舞伎町の入り口あたりにカメラをぶら下げて立っていたのである。傍には企業や大学の応援団やら見物人やらで盛り上りボランティアの仕事明けのホストが整理誘導する中、アタシは実に典型的なカメラオヤジになっていた。

ケータイのワンセグで生中継を観ながら現実を目の当たりにするという、文明の進化を享受しつつPentax K10Dを構えるのであった。レンズは動体に対するAFの追従性に期待してペンタックス初の超音波モーター内蔵のDA*50-135である。

とんでもない速度で通過して行く車いす部門はともかく、今年は賞金総額4000万円ほどになる世界記録で走って来たとしても、ランナーの速度は20km/hに満たないであろう。滑らかに素早くレンズのSDMがピンを結んでくれる、はずだった。つまりピンがこないのである。AF-CだろうがAF-Sだろうがピントは合わないのだ。追いついていないのである、被写体の動きにレンズの駆動が追いつかないことがファインダーでも確認出来るほどであった。同じころまだ全く試作状態のDA*55mmを試した事が有ったのだが、そのAFものんびりとした動作だった。AFが難しいという話を聞きながら、マァ試作品だからと納得していたのだが一年を経て発売された製品も変わらずのんびりしたAF駆動である。

ペンタックスのカメラの話題には必ずAFのネガティブな感想が含まれるのである。他にどんな美点が有ってもAFがという枕詞がついてしまう。製品化する目標値とコストの掛け方が低すぎる様な気がするのだが、リソースの削減されたPENTAXには気合いの入った性能を期待する事は出来ないのだろうかと、実に気合いの入ったフジテレビの『黒部の太陽』を観ながら寂しく思うのであった。

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