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2009年3月5日 カメラショウの春は曙? [カメラ]

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pentax optio s5n

どっしりと経済の暗雲は世界を覆い尽くしたままである。
クルマ業界の厳しさは連日新聞記事では有るが、そんな中でもジュネーブショーに向けニュープロダクトがそれなりに発表はされている。春のショーであるから華やかであって欲しいものである、トウキョウモーターショウは参加を見合わせたメーカーが多く既に暗澹たる様相であるのだけど。

そして、春はカメラマニアとっても楽しみなショウの季節である。
アメリカのPMAから日本のPIEと続くのである。2年に一度の秋のフォトキナほどのスケールは無いものの、デジタル時代になって製品サイクルの短くなった近年はPMAでの新製品のお披露目が増えて楽しみ度は高いのである。
しかし暗雲は当然カメラ業界も覆っている訳で、今年のPMAは寂しいのだと様々なレポートが伝えている。新製品の発表も少ないのであった。もっとも買うお金も寂しいアタシには新製品に目移りしなくて澄む事はラッキーだったりするのであるが。

SAMSUNGからNXというカメラのモックアップが発表になった。前のフォトキナで開発発表のあったEVFを用いたレフでない一眼である。サムスンは以前よりハイブリッドカメラと表現しているがアタシの英語理解力もあってか意味を良く理解出来ないのである。ま、要はコンパクトカメラとホンキな一眼レフの間の所謂ブリッジカメラであるがまさに理想のカメラである、お気楽カメラとして。こんなカメラが欲しかったのである。ビューファインダーカメラのように短いフランジバックとミラー駆動の無い静かなシャッターの一眼レフ(レフは無いけど)はベストオブお散歩カメラであろう。

モックアップとは云うものの、ボディの方は大分製品に近そうに見える。ボタンが分散してやや煩雑な印象も有るもののエントリークラスとややマニアなユーザー双方にバランスしていて悪くは無いと感じるのであった。サムスンというとペンタックスとの関連が予想されるのであるが、クラスがPENTAX K-mと完全にかぶってしまう事も含め操作部分のデザインはサムスン独自プロダクトを感じさせる。さらにモックであるがスイッチのデザイン等から、レンズもOS込みでシグマが供給かなどと想像してしまうのである。

で、ペンタックスは昨年に続いて高性能機噂が飛び回ったあげく、X70なんて典型的OEM機の登場であった。
なんか間違っちゃってる気がする、公開されたロードマップが更新されると計画が削除されてしまう様なペンタックスに今必要なのはサムスンNXの様な特徴の有る製品であろう。

カメラ量販店のワゴンセールにPENTAX OptioV20が12000円程であった、千数百円増しで隣にSONYサイバーショットが並んでいた。そこに居た制服姿の男子高校生の会話にちょっと驚いた、一人の男の子曰く。『どうせ買うんだったらソニーじゃね。安くたって得体の知れないのはヤバいっしょ。』とOptioを手に取りながら『ペン・・ペン・・ペンタックス?って何よ。』であった。

現実である。期待はずれの製品ばかりでは今に本当に忘れられてしまうぞ。頑張れペンタ。



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