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2009年1月24日 リアリティとドラマ [日常]

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すっかりお久しぶりになってしまったのである。
すでに一月も終わりが近いにも関わらずアタシのブログは正月気分満開である。お恥ずかしい限りである。
仕事で日本を離れていたので・・・なんて事は当然無い。正月も含め相変わらずその辺でウダウダしているのであった。
ま、確かにいろいろ有るにはあったがソレはまた何れ。

今日はそんな手前を棚に上げてドラマの批評である。厚顔無恥と云う四字熟語が脳裏をかすめるのだが、それすら棚上げである。

何故今?の『銭ゲバ』や山田太一の『ありふれた奇跡』など語るべき作品は置いといて、実は楽しみにしていたのは今日からオンエアの『RESCUE~特別高度救助隊』なんである。都内各所の番宣ビルボードによってマニアなアタシは期待感を盛り上げていたのであった。局は違えど過去、『海猿』や『め組の大吾』は楽しんだのである。そしてこの『RESCUE~』は横浜市安全管理局特別高度救助隊全面協力だという、益々気分は高揚するのである。初回2時間スペシャルに合わせ6時50分にはTVに向かうアタシであった。

で、落胆するのである。いや、ガッカリどころかファーストシーンからいきなり噴飯モノであった。
学芸会?と思ってしまう酷い演技と演出。何かと良く似たストーリー。アチラやコチラで聞いた事の有るセリフ。さらにリアリティの欠如。例えば『メイちゃんの執事』ならリアリティが無いから楽しいのだろうし『ヴォイス』は法医学とか司法解剖のリアリティより瑛太の世界なんだろうけど、『RESCUE~』のリアリティの無さは、感情移入を拒むヘタクソな主人公たちの演技とレスキューと思えない貧相な肉体と相まって肝心な物語の縦軸になるべきレスキューの緊迫感を失うのである。

さらに、カメラワークも近年のテレビには見られぬほど酷いものだった。無意味なスローモーションの多用。ズーミングの繰り返し。汚いカット割り。消化不良のクローズアップ。等々苛ついてくる程であった。

凡庸なアングルのカメラの向こうで演技の出来ないタレントに猿真似演出を加えるとホンモノの道具やロケ地を用いてもこんなにリアリティを失いつまらないモノになると言う事を、『ベストガイ』(御存知か?)以来久しぶりに知らされた思いである。

続いて観た『誰も守れない』は映画本編連動と云うアドバンスが有るとは言え、『RESCUE~』とはすべてが正反対であった。つまり楽しめたのである。

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