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2008年7月7日 PENTAX Dレンジ拡大 [カメラ]

pentax_k20d_d+jp.jpg
七夕で洞爺湖サミットの始まった今日、またまた、PENTAX K20D ネタなのである。
デジタルワークフロー化によりアタシたちのお仕事はずいぶんと水だの紙だのと使わなくなり、環境にはプラスな方向に向いていると信じているのである。だから今回の環境サミット関連ネタなのだ。きっと。

まあ、そこでダイナミックレンジ拡大機能である、要するにデジタルカメラが最も苦手とするハイライトの白トビを何とかしよう、って言うなかなかに前向きな機能であるのだ。

白トビ、つまり8bitで255の状態でそこにはデータは何も無いのである。無なのである。後処理でどうしようとも無なのである。大事なのであるがラティテュードの狭いポジフィルム以上にデジタルはハイライトに弱いのであった。
そこで各メーカーとも様々な方法でハイライトをなんとかしようと試みているのである。

例えばフジはCCDの構造からハイライト耐性を持たせた。写真館需要の多いカメラらしくウエディングドレスの白は重要なのであろう、特に S5Pro は、発売前にテストさせてもらったのであるがノーマルでは他のカメラより低いハイライト耐性が例えば400%Dレンジ拡大など選ぼうもんならまるでネガフィルム(ややオーバーな表現か)であり、S3Pro より一段と使いやすくなっているのだ。また、キヤノンのCMOSは僅かではあるが他メーカのセンサーよりハイライトが残りやすかったですな。ペンタックスは *istD シリーズから K10D まで同じようにハイライトにはやや弱い傾向であった、これはセンサー自体の性能なのであろう。同様に K20D のCMOSもやはりハイライト弱いのであった。

そこで、ペンタックスは Dレンジ拡大オプションを載せてきたのだ、しかも、アンダーに振って露光し最終的に帳尻を合わせると言った手段ではなく(仕事の撮影って多かれ少なかれそう撮ってる)、露出は変えずハイライトだけ圧縮しているようである、なかなか巧みである。ただやはり標準機能でない事には理由があるのであろう。

はたして、画質は低下するのであった。ノイズの増加も顕著である。
ただし、それはここまで拡大しての差である。
撮影時の制約を減少できるのであれば些細なリスクとも言えなくは無いだろう。
失うモノ以上に得られる撮影の自由があるのである。

でもね、ヘタレなアタシは仕事で使うの悩むのでありますよ。
pentax_k20d_d+test.jpg全体 PENTAX K20D DA35mm macro ltd 






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