2017年2月28日 寒さなど厳しき折。 [カメラ]
Nikon D800 AF-S 50mm
春一番どころか春三番くらいは、すでに吹き荒れたような気もするものの相変わらず寒いのである。
春のカメラショーなところのCP+もすでに終わった。スマートフォンに押されて、という昨今の常套句は今年はニコンの不調の話題に修飾されていた。 写真の"撮れる"電話機と写真を"撮る"カメラが同列に比較されるのは些か理不尽な気がするのは、きっと思い入れかもしれない。
プロフェッショナルと冠詞が載るお仕事は、つまりフォトグラファーもだ、簡単に出来そうで実は奥が深く難しいのである。写真を撮る行為は安易だ、しかし写真を"写す"のは困難だ。そしてその困難に立ち向かうのにはスマホのカメラ機能では力不足なのである。
テレビのニュースで、話題の現場を視察する国会議員たちの姿が映っていた。手に手にスマホを不器用に構えているのである、恐らく「現場視察」だからなのだろう。
改めて言おう。写真を撮るのは、実は難しいのである。だからプロフェッショナルフォトグラファーという職業が存在するのだ。
豊洲の新市場の地下の柱が曲がっているという、まさに満場の哄笑を博したニュースのソースも、やはり議員の現場視察とタブレット端末のカメラ機能だ。広告にも政治的プロパガンダに用いられるよう写真の影響力は大きい、目的と手段を誤ってはいけない。少なくとも「議員」が「現場視察」でスマホで写真を撮るのは思い違いだ。
2017-02-28 23:42
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