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2008年9月20日 フォトキナ前々日は台風一過 [カメラ]

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PENTAX OPTIO S5n

まさに台風一過である。
危惧していた台風13号はアタシの街には特段の被害も無く、夜明け前に通過して行ってくれたのである。
大きな被害に遭われた地域も多かった此の台風であるが、台風一過は青空と澄んだ大気をもたらしてくれるのであった。

そんな台風の通過を身構える未明の時間帯に海外のBBSにドイツのペンタックスのHPのニュースページへのリンクが書き込まれた。リンク先のそのページは22日付けのフォトキナ出品製品の紹介であった。主要各メーカーからフォトキナにあわせ新製品の発表が相次ぐ中、なんの発表も噂も無いPENTAX(HOYA)に業を煮やした誰かがソレらしいURLを入力して恐らく公開準備中のページを見つけたのであろう。マニア心は洋の東西を問わないのである。

2年に一度の世界最大の写真関連の展示会であるPHOTOKINAはドイツが精密光学の雄であった時代から、世界中のメーカーが一堂に会する場なのである。昔から画期的な新製品はこのフォトキナで発表されて来たのである。近年はフォトキナでアンダーテーブルで様子をみて年を越えてアメリカでのバイヤー向けショーであるPMAでの発表も多いのはマーケッテングのせいであろう。カメラは今や日本の独占状態なのだからPIEにも頑張って欲しいものである。

さて件のペンタックスのページを見ると”アレ”に触れられていないのであった。てっきり此のフォトキナで”アレ”を発表するのかと思っていたのだ、タイミング的には発表した方が良いと思うし発表できる段階で有ったのではないだろうか。
難産だったレンズもやっと正式発表のようである。DA*55mmうまくまとまったのであろうか、半年前の試作段階の開放時のハレっぽさや悠長なAFが改善されている事を期待したいのだ。もっとも、絞やコーティングにペンタックスファンは新たな喜びを感じられるはずである。

問題は新ボディである。以前に危惧した小型軽量にする為引き算した機種では有るまいか。何故かいまだにペンタックスに軽量小型を望む人たちがいるのである。K20Dなど十分小型軽量であろうとアタシは思っている事は以前も記した通りなのであるが、それを大きく重いと評するBBSの書き込みに驚かされることがある。そう言った声に対する営業サイドの要求の結果がK-mなのであろう。もっとも、ことK200Dは性能とボディがアンバランスで中途半端な機種である、エントリーモデルなどと言う訳の解らない引き算で魅力の無いカメラになっているとアタシは感じているのである。したがってこのK-mが実質的なK200Dのリプレイスなのはある部分では理解できるし低価格のみを武器に絶望的商売している中販売てこ入れのニュースは必要なのであろうと思うのでは有るが、K-mはまんま小さいK200Dそのものである。確かに性能は十分である、K200Dが発売された時点であれば。つまり今更なのである。

よくペンタックスに対し周回遅れという表現をネット上で見かける。まさにこのK-mの存在はその通りである。
エントリーモデルで小さい軽いだったら他のメーカーにより小型軽量機がある、より高性能機もあるのだ、K-mの画素数を含めた一昔前のスペックは今更誰にアピールしようと言うのであろうか、店頭で何をセールスポイントにするのだろう、また値引率の大きさかキャッシュバックなのか。アタシの愛するペンタックスというブランドは長い低中級機の乱発と安売りに認知度は下がりHOYAとの合併で悲劇的なほど失墜しているのである。ましてや、合併後続けざまに発表される縮小や閉鎖といったネガティブな案件。しかもフォトキナを前に他メーカーが新製品を発表しまくっている中、HOYAからはカメラ製造事業国内撤退の発表であった。HOYAはどうしたいのであろうか、理解しがたいタイミングである。K-mは発表前から困難な商売が想像できてしまうのであった。

小型軽量機はアタシも欲しいのである、しかし以前から言っているようにキッチリと作った小さな高性能機が欲しいのである。フィルム時代のMXやLX、あるいは*istDに感じられた精密な作り込みを再びと思うのである。持つ喜びを体現できるボディ(と、レンズ)が欲しいのである。ペンタックスはいま実際はどうであれ一般的には絶望的な崖プチブランドとされてしまっているようである、永いファンとしては心配で不安であるのだった。





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