2020年5月13日 タイムマシンにお願い。 [クルマ]
OLYMPUS XA + NEOPAN SSS
何のことは無い、カーナビの地図を更新したのである。
この写真がすでに余談なのだけれど、1979年夏の日にホンダ・シビックCVCCのドライヴァーズシートから写した新宿東口交差点である。整理が悪いくせに自信をもって1979年と断言するのは、正面のビルボードに『カリフォルニアドリーミング』や『下落合焼とりムービー』が見られるからだ。つまり右手後方には新宿アルタではなく二幸が建っているはずである。
本題はCITROEN C5のカーナビの地図更新の事。で、当然だけど随分前の、#ステイホーム以前の事だ。インストールに2時間以上要する経験からあの弾丸帰省の折行った。
実は昨年のこと、毎年恒例のパイオニアからの地図データ更新の案内に、当該機種のデータ更新はこれが最後である旨が追記されていた。思えば、PHS回線を利用した渋滞情報等の通信機能も昨年終了した、あらためて12年前の製品であることを思い知らされるのである。
C5のカーナビはパイオニア製「楽ナビ」だ。まあいろいろな事情からかメーカー純性は日本仕様には含まれず、後付けの汎用品が日本での純正ナビなのである。しかもディスプレイ位置の内部は太い骨格で奥行きがまるでない為一体型は設置できない。そこで当初あるディーラーが始めたダッシュボードを切った貼ったでオリジナルに似せてディスプレイを設置したのが日本仕様のスタンダード化し我がC5もそうなっている。ちなみにその後のモデルではオリジナルのパネルを使用して見た目はスマートになったもののオーディオ本体がオリジナルからかけ離れたものに変わるなどシトロエンのAV事情は現在も不憫なままだ。
ともかく、最後ということで地図データ更新を決意した。ほぼ10年ぶりだ。なにしろ更新データDVDは約2万円もするのである。そこに躊躇いのまま月日は流れてしまっていた。確かに、無料だった3年間以降我がC5は時々、川を横切ったりビルを突き抜けたり山中を高速走行したりと地図上での振る舞いがスーパーカーだったことは認めよう。早晩海すら超えそうであるから、最後にして最新の地図データを購入した。
”昔”と違い二枚組になったDVDは、”昔”よりずっと早くインストールができた。当たり前だけど見た目には何も変わらないけれど、初めて新東名を走っていることを地図が認めたのである。そして『豊洲市場』を検索した、大丈夫、10年後の未来へ戻ってきた。
本題はCITROEN C5のカーナビの地図更新の事。で、当然だけど随分前の、#ステイホーム以前の事だ。インストールに2時間以上要する経験からあの弾丸帰省の折行った。
実は昨年のこと、毎年恒例のパイオニアからの地図データ更新の案内に、当該機種のデータ更新はこれが最後である旨が追記されていた。思えば、PHS回線を利用した渋滞情報等の通信機能も昨年終了した、あらためて12年前の製品であることを思い知らされるのである。
C5のカーナビはパイオニア製「楽ナビ」だ。まあいろいろな事情からかメーカー純性は日本仕様には含まれず、後付けの汎用品が日本での純正ナビなのである。しかもディスプレイ位置の内部は太い骨格で奥行きがまるでない為一体型は設置できない。そこで当初あるディーラーが始めたダッシュボードを切った貼ったでオリジナルに似せてディスプレイを設置したのが日本仕様のスタンダード化し我がC5もそうなっている。ちなみにその後のモデルではオリジナルのパネルを使用して見た目はスマートになったもののオーディオ本体がオリジナルからかけ離れたものに変わるなどシトロエンのAV事情は現在も不憫なままだ。
ともかく、最後ということで地図データ更新を決意した。ほぼ10年ぶりだ。なにしろ更新データDVDは約2万円もするのである。そこに躊躇いのまま月日は流れてしまっていた。確かに、無料だった3年間以降我がC5は時々、川を横切ったりビルを突き抜けたり山中を高速走行したりと地図上での振る舞いがスーパーカーだったことは認めよう。早晩海すら超えそうであるから、最後にして最新の地図データを購入した。
”昔”と違い二枚組になったDVDは、”昔”よりずっと早くインストールができた。当たり前だけど見た目には何も変わらないけれど、初めて新東名を走っていることを地図が認めたのである。そして『豊洲市場』を検索した、大丈夫、10年後の未来へ戻ってきた。
2020-05-13 16:06
2020年1月31日 とりたてて何もなく。 [クルマ]
Nikon Keymission 80
クルマの話だ。
だからそれは、つまり良い事である。
相変わらず数日前の話であるが、今月二度目となる、例の弾丸帰省を行った。ただ今回は母の法事だから、時間厳守だ。到着後ブラックスーツに着替えたりプレーントゥの革靴に履き替える必要も加味して、4時間の平均的所要時間に余裕を加えるべく早起きして出かけた。
昨年末、つまりほんの一月ほど前に車検とそれにまつわる整備を終えたばかりだから、それは当たり前だけれども我がC5 Tourerは快調だ。結局事故だのなんだのの渋滞で11時間ほどを車内で過ごし、1時間弱の法事に、飲まず食わず休憩なしで臨むことをC5 Tourerは寛容してくれるのである。もっとも、長距離ツアラーという性格に反する大食いの3LのV6エンジンや、ワゴンボディ故かのロードノイズの騒がしさといったネガも否定できない。
たしかカタログにも多重シールで遮音に配慮とか、ホイールハウスのインナーカバーは吸音材であるとか謳っていたし、発売当時のクルマ雑誌のインプレッションには静かなと必ず書き添えられていた。とくに、カーグラフィック誌で、ユーザーインプレッションとして騒がしいクルマとしたことに反論されたことは懐かしい記憶である。しかし、国産高級車以上に静かだった先代のC5から乗り換えた身として、路面や車速の兼合いでゴーっと大音量に包まれるC5 Tourerにはより驚いたのである。
C5 Tourerは五月蠅いクルマであることは間違いない、路面や車速によってではあるけれど。ただ、高速を降り都内を自宅に向かって走るにつれ、まあそんなことも気にならなくなる。とりたてて何もなく、無事に快適に帰るのである。
相変わらず数日前の話であるが、今月二度目となる、例の弾丸帰省を行った。ただ今回は母の法事だから、時間厳守だ。到着後ブラックスーツに着替えたりプレーントゥの革靴に履き替える必要も加味して、4時間の平均的所要時間に余裕を加えるべく早起きして出かけた。
昨年末、つまりほんの一月ほど前に車検とそれにまつわる整備を終えたばかりだから、それは当たり前だけれども我がC5 Tourerは快調だ。結局事故だのなんだのの渋滞で11時間ほどを車内で過ごし、1時間弱の法事に、飲まず食わず休憩なしで臨むことをC5 Tourerは寛容してくれるのである。もっとも、長距離ツアラーという性格に反する大食いの3LのV6エンジンや、ワゴンボディ故かのロードノイズの騒がしさといったネガも否定できない。
たしかカタログにも多重シールで遮音に配慮とか、ホイールハウスのインナーカバーは吸音材であるとか謳っていたし、発売当時のクルマ雑誌のインプレッションには静かなと必ず書き添えられていた。とくに、カーグラフィック誌で、ユーザーインプレッションとして騒がしいクルマとしたことに反論されたことは懐かしい記憶である。しかし、国産高級車以上に静かだった先代のC5から乗り換えた身として、路面や車速の兼合いでゴーっと大音量に包まれるC5 Tourerにはより驚いたのである。
C5 Tourerは五月蠅いクルマであることは間違いない、路面や車速によってではあるけれど。ただ、高速を降り都内を自宅に向かって走るにつれ、まあそんなことも気にならなくなる。とりたてて何もなく、無事に快適に帰るのである。
2020-01-31 23:32
2019年12月28日 また、また、またまた・・車検。 [クルマ]
Apple iPhone 8
車検である。
先日のモナカとは日時が前後してしまうのではあるが、我がCitroen C5 Tourerは”また”車検だった。
それを無駄な出費ととるか安心の担保ととるか、正直逡巡するのではあるが、BXやXantiaの頃のクルマ一台買えそうなほどの金額ではなくなったことが、まあ救いだと思い込むように努力するのである、心の平穏のためにね。例えばオイルフィルター一つとってみても1/10ほどになっていることなんかを支えにして。
いつものように綺麗で立派なプジョーディーラーに一間間借りしているような、肩身の狭いシトロエン目黒で支払った車検費用は、タイヤ交換のおススメを固辞したうえ保険税金を合わせおよそ250,000円だったと記録しておこう。
実は今回の車検は少しトラブルを伴った。いや車検そのものとは関係はない。車検の入庫に向かうためC5を始動させようとしたときの事だ。エンジンがかからない、正確に表現すればセルモーターが6本のピストンを回せていない。要するにバッテリー上がりだ。少し間をもって再度試みるもグゥと情けなく動きをとめてしまうのであった。
それを無駄な出費ととるか安心の担保ととるか、正直逡巡するのではあるが、BXやXantiaの頃のクルマ一台買えそうなほどの金額ではなくなったことが、まあ救いだと思い込むように努力するのである、心の平穏のためにね。例えばオイルフィルター一つとってみても1/10ほどになっていることなんかを支えにして。
いつものように綺麗で立派なプジョーディーラーに一間間借りしているような、肩身の狭いシトロエン目黒で支払った車検費用は、タイヤ交換のおススメを固辞したうえ保険税金を合わせおよそ250,000円だったと記録しておこう。
実は今回の車検は少しトラブルを伴った。いや車検そのものとは関係はない。車検の入庫に向かうためC5を始動させようとしたときの事だ。エンジンがかからない、正確に表現すればセルモーターが6本のピストンを回せていない。要するにバッテリー上がりだ。少し間をもって再度試みるもグゥと情けなく動きをとめてしまうのであった。
思えば前兆があった。いつものように玄関前の野ざらし駐車のC5の前輪側の車高が少し下がっていた。つまりタイヤとホイールアーチとの間隔が狭くなっていたのである。クルマではない出掛けの僅かな時間を使って重たく始動したエンジンを高めの回転数でアイドリングした結果、翌日は正常な姿勢を確認したつもりが、油断だった。
金属製スプリングを持たない所謂ハイドロ系シトロエンは高圧のオイルがその車体を支えている。水と空気を意味するハイドロニューマチックサスペンションはその高圧オイルをエンジン駆動の機械式ポンプで生み出していた。だからエンジンの止まった駐車中のハイドロシトロエンは暫くすると、お座りする大型犬のような姿勢からやがて完全にペタッと伏せてしまう。それ故に立体駐車場で入庫を断られたり、レッカー移動されないといわれていたのであった。
ハイドラクティブに進化して、確か先代のC5からだったかハイドロプレッシャーポンプは電動に変わった。駐車中であろうが必要に応じ一定の圧力を生み出し、車体は常に一定の高さを維持しているのである。具体的には時間を経ると僅かに低めの車高を維持し、ドアノブに手をかけるとスッと正規の車高に立ち上がってくるのだ。ちなみに意図的な車高変更はヘッドライトの眩惑を避けるためか常にフロント側が下を向くようにしつけられているとはいえ駐車中に少し前屈しているのは、ポンプ若しくはバッテリーの異常の発露だ。
はたして、所謂修理工場に向かうためにJAFを呼んで”修理”を乞うという本末転倒を演じてしまったことは内緒にしておこう。
2019-12-28 14:04
2019年9月23日 シトロエン100周年 ということで。 [クルマ]
シトロエン100周年である。
今日まで、おそらく今日のヒストリックシトロエン車のパレードで締めくくった、センテナリー・ギャザリングという日本での100周年記念行事が行われた。
おそらく今日の・・なんともあやふやなのは、優雅に朝食を楽しんでいたら、と言ってもトーストにブルーベリージャムなのだけど、既にパレードを楽しむには手遅れであることを時計が示していたからだ。おそらく遂行されたであろうパレードは、苦手な早朝催しなのだ。
センテナリー・ギャザリングのメインは赤坂アークヒルズでのヒストリックモデルの展示だ。基本的にシトロエン好きの誰かのクルマが展示されてるわけで、車内に西武自動車時代のステッカーがあったり、GSビロートルのエンジン下にオイル漏れ受のバットを置いたりと、同じシトロエン好きとしてとても和むのであった。
そういえば今のC5はさすがに10年を経た今も何も漏れないなぁと、つい遠い目な感慨は、いろいろ漏れたBX16TRS以来30数年シトロエンを乗り継いでいる実感だからだ。
個人的100周年記念として、フォトグラファーの我儘を押し通し、愛車や借り物のシトロエンを登場させたヒストリックな仕事の写真を。車種はDS 21、2CV、BX GTi、XM、Xantiaだ。
おそらく今日の・・なんともあやふやなのは、優雅に朝食を楽しんでいたら、と言ってもトーストにブルーベリージャムなのだけど、既にパレードを楽しむには手遅れであることを時計が示していたからだ。おそらく遂行されたであろうパレードは、苦手な早朝催しなのだ。
センテナリー・ギャザリングのメインは赤坂アークヒルズでのヒストリックモデルの展示だ。基本的にシトロエン好きの誰かのクルマが展示されてるわけで、車内に西武自動車時代のステッカーがあったり、GSビロートルのエンジン下にオイル漏れ受のバットを置いたりと、同じシトロエン好きとしてとても和むのであった。
そういえば今のC5はさすがに10年を経た今も何も漏れないなぁと、つい遠い目な感慨は、いろいろ漏れたBX16TRS以来30数年シトロエンを乗り継いでいる実感だからだ。
個人的100周年記念として、フォトグラファーの我儘を押し通し、愛車や借り物のシトロエンを登場させたヒストリックな仕事の写真を。車種はDS 21、2CV、BX GTi、XM、Xantiaだ。
2019-09-23 19:44
2019年8月24日 修飾語。 [クルマ]
Nikon Keymission 80
いつもの”弾丸”帰省である。
それは、ようするに基本的に独りで、平日に、ノンストップで、実家そばにある墓参りに行って帰る、だけ、の400㎞程の”寂しい”運転行為を意味する。
例のごとく、実家には待つ人もいない事を言い訳にお盆のあけを待って行ってきた。それは当然お盆休みの道路渋滞を回避するいじましい工夫だ。それでなくても実家は観光地に位置するが故”絶望的”な渋滞と休日という言葉は同義語に化してしまうのだからね。
残念なことに、平日とは言え行きも帰りもそこそこの渋滞だった。往路は4時間強、復路は5時間を要した。まあしかし、それはかつて経験した最悪の時の半分であるから、進んだ計画道路整備とお盆休み回避の効果だと前向きに納得することにしよう。
ここの所、運転という言葉に”高齢者”とか”あおり”とかの連用修飾語を用いるのが一般化している。そこで、高齢者に近い、あるいはそのものかも知れない立場としては、例えば白いBMWのX5を追い越す際には”注意深く”かつ”円滑な”運転を心掛けたのは言うまでもない。と、些か”嫌味な”物言いはすかさず陳謝しておこう。
ともかく、道路の上はX5をはじめとして、あっちもこっちも”流行りの”SUVだらけ。さらにあっちとこっちの間には所謂日本版ミニバンばかり。流行りの車種がこうも揃う日本のGNIの高さを改めて認識するのである、と、まあこれは嫌味というより僻みかもしれない。
ところで流行りの車群に対峙する我がCITROEN C5 tourerは勿論SUVにもミニバンにもカテゴライズされない。図らずも”人と違う”クルマに乗りたいという、シトロエンに求め続けた期待は、結果的に、今もなお成就である。”人と違う”クルマとして”優れた”デザインと”唯一無二の”メカニズムの”少し変な”クルマのCITROEN BX 16TRSに乗り始めてからC5 Tourerまで30年以上ずっとシトロエンユーザーだ。なにしろモデルチェンジで代替わりしてもどれも”少し変な”ことには変わりのない”安心の”シトロエンだったから。つまり過去形の話だ。なにしろ、いまやシトロエンのショウルームにはSUVとミニバンしかない。先日試した同じC5の名を引き継ぐクルマには”優れた”デザインも”唯一無二の”メカニズムも見当たらない。
お盆渋滞の車群に埋没する、”流行りだから”の”周りと同じ”クルマ。それシトロエンじゃないよね。
例のごとく、実家には待つ人もいない事を言い訳にお盆のあけを待って行ってきた。それは当然お盆休みの道路渋滞を回避するいじましい工夫だ。それでなくても実家は観光地に位置するが故”絶望的”な渋滞と休日という言葉は同義語に化してしまうのだからね。
残念なことに、平日とは言え行きも帰りもそこそこの渋滞だった。往路は4時間強、復路は5時間を要した。まあしかし、それはかつて経験した最悪の時の半分であるから、進んだ計画道路整備とお盆休み回避の効果だと前向きに納得することにしよう。
ここの所、運転という言葉に”高齢者”とか”あおり”とかの連用修飾語を用いるのが一般化している。そこで、高齢者に近い、あるいはそのものかも知れない立場としては、例えば白いBMWのX5を追い越す際には”注意深く”かつ”円滑な”運転を心掛けたのは言うまでもない。と、些か”嫌味な”物言いはすかさず陳謝しておこう。
ともかく、道路の上はX5をはじめとして、あっちもこっちも”流行りの”SUVだらけ。さらにあっちとこっちの間には所謂日本版ミニバンばかり。流行りの車種がこうも揃う日本のGNIの高さを改めて認識するのである、と、まあこれは嫌味というより僻みかもしれない。
ところで流行りの車群に対峙する我がCITROEN C5 tourerは勿論SUVにもミニバンにもカテゴライズされない。図らずも”人と違う”クルマに乗りたいという、シトロエンに求め続けた期待は、結果的に、今もなお成就である。”人と違う”クルマとして”優れた”デザインと”唯一無二の”メカニズムの”少し変な”クルマのCITROEN BX 16TRSに乗り始めてからC5 Tourerまで30年以上ずっとシトロエンユーザーだ。なにしろモデルチェンジで代替わりしてもどれも”少し変な”ことには変わりのない”安心の”シトロエンだったから。つまり過去形の話だ。なにしろ、いまやシトロエンのショウルームにはSUVとミニバンしかない。先日試した同じC5の名を引き継ぐクルマには”優れた”デザインも”唯一無二の”メカニズムも見当たらない。
お盆渋滞の車群に埋没する、”流行りだから”の”周りと同じ”クルマ。それシトロエンじゃないよね。
2019-08-24 14:54
2019年6月10日 既に昨日見た今日。 [クルマ]
Nikon Keymission 80
CITROEN C5 AIRCROSSである。
100年目を迎えた老舗自動車メーカー、シトロエンのニッポンにおける新型車だ。
なんとも、猫も杓子もSUVばかりで、と斜に構えて悪態もつきたいところではあるけど、世界的に合言葉はエスユーヴイというわけでシトロエンからも、である。C4 CACTUSは日本には来ず、C3 AIRCROSSはチラ見せ中なのにC5 AIRCROSSはいきなり発売である。利益率か、と邪推するのは斜に構え過ぎて倒れてしまいそうなのでそれは自重だ。
新型車とは言え、兄弟車のプジョー3008/5008やDS7は大分前から街中で見かけるし、なによりC5 AIRCROSS自体が数年前に中国市場にデビューしていたから、なんとも今更感が強く新味に欠ける、のはあくまで個人的感想だ。
ヨーロッパのショーでワールドワイドにアンベールされた時、中国市場向けと意匠を改めて登場することを期待だったけれど、グリルの形が少し異なるくらいで、ほぼそのままだった。これも個人的な感想だけど、このクルマのデザインは好きじゃない。変だけど説得力があるのがシトロエンの内外装のデザインと、そこを気に入って30年以上もシトロエンを乗り継いで来た。しかしこのクルマは単に変だ、どうも受け入れられない、あくまで個人の感想だけどね。中国デビューをwebで見たとき獅子頭やオオサンショウウオに似ていると思った、まぁそれは悪意ではない。それにしても実車を前にすれば印象も変わるかとの期待は空しく、やっぱり大きな獅子頭だった。だからそれは悪口じゃないけどね。
好きではないけど、それなりに高価で、なにしろC5という名前がついているくらいだから、この獅子頭の内外装とも上質なことは間違いない。ただし我がC5の内装に見られる細々とした高級車志向がないのはSUVだからなのだろうか。相変わらずステアリングホイールだけ右側に持ってきた日本仕様だから、エンジンのスタートボタンが遥か彼方にあって些か戸惑ったのは、中心に寄せて前席シートを配置するシトロエンの文法が変わったせいかも知れない。
わざわざプログレッシブと称する、ハイドロニューマチック(ハイドラクティブ)サスペンションの後継であるプログレッシブハイドロ―リッククッションは、単に2重構造になったオイルダンパーとしか見えないのだけど、マジックカーペットライドを標榜している。確かに柔らかで滑らかだ、けれど例えばタウンスピードで舗装の荒れを通過するとパタンパタンと軽く跳ねて、度リアシートあたりで異音がするのは、らしくない。
速度が上がれば操作も挙動も柔らかで滑らかで、それなりに静かなC5 AIRCROSSは、外界から隔離された快適な空間が移動していくような振舞いだ。これは先代の、それも初期型のC5に感じたそれと似ている。獅子頭を許容すれば間違いなく良いクルマなのかもしれない。だけど、やっぱり、10年以上も前のクルマになってしまったとは言え、我がC5の方が総合点は高い。それは何よりシトロエン風味の未来がC5 AIRCROSSに感じないからだ。もちろん、あくまで個人的感想だけど。
なんとも、猫も杓子もSUVばかりで、と斜に構えて悪態もつきたいところではあるけど、世界的に合言葉はエスユーヴイというわけでシトロエンからも、である。C4 CACTUSは日本には来ず、C3 AIRCROSSはチラ見せ中なのにC5 AIRCROSSはいきなり発売である。利益率か、と邪推するのは斜に構え過ぎて倒れてしまいそうなのでそれは自重だ。
新型車とは言え、兄弟車のプジョー3008/5008やDS7は大分前から街中で見かけるし、なによりC5 AIRCROSS自体が数年前に中国市場にデビューしていたから、なんとも今更感が強く新味に欠ける、のはあくまで個人的感想だ。
ヨーロッパのショーでワールドワイドにアンベールされた時、中国市場向けと意匠を改めて登場することを期待だったけれど、グリルの形が少し異なるくらいで、ほぼそのままだった。これも個人的な感想だけど、このクルマのデザインは好きじゃない。変だけど説得力があるのがシトロエンの内外装のデザインと、そこを気に入って30年以上もシトロエンを乗り継いで来た。しかしこのクルマは単に変だ、どうも受け入れられない、あくまで個人の感想だけどね。中国デビューをwebで見たとき獅子頭やオオサンショウウオに似ていると思った、まぁそれは悪意ではない。それにしても実車を前にすれば印象も変わるかとの期待は空しく、やっぱり大きな獅子頭だった。だからそれは悪口じゃないけどね。
好きではないけど、それなりに高価で、なにしろC5という名前がついているくらいだから、この獅子頭の内外装とも上質なことは間違いない。ただし我がC5の内装に見られる細々とした高級車志向がないのはSUVだからなのだろうか。相変わらずステアリングホイールだけ右側に持ってきた日本仕様だから、エンジンのスタートボタンが遥か彼方にあって些か戸惑ったのは、中心に寄せて前席シートを配置するシトロエンの文法が変わったせいかも知れない。
わざわざプログレッシブと称する、ハイドロニューマチック(ハイドラクティブ)サスペンションの後継であるプログレッシブハイドロ―リッククッションは、単に2重構造になったオイルダンパーとしか見えないのだけど、マジックカーペットライドを標榜している。確かに柔らかで滑らかだ、けれど例えばタウンスピードで舗装の荒れを通過するとパタンパタンと軽く跳ねて、度リアシートあたりで異音がするのは、らしくない。
速度が上がれば操作も挙動も柔らかで滑らかで、それなりに静かなC5 AIRCROSSは、外界から隔離された快適な空間が移動していくような振舞いだ。これは先代の、それも初期型のC5に感じたそれと似ている。獅子頭を許容すれば間違いなく良いクルマなのかもしれない。だけど、やっぱり、10年以上も前のクルマになってしまったとは言え、我がC5の方が総合点は高い。それは何よりシトロエン風味の未来がC5 AIRCROSSに感じないからだ。もちろん、あくまで個人的感想だけど。
2019-06-10 21:49
2017年12月25日 お墨付き。 [クルマ]
Nikon KeyMission 80
車検である。
我がCitroen C5 tourerの車検が、済んだ?終わった?何と言うのが正しいのかはともかく、プジョー・シトロエン目黒サービスポイントに依頼していた車検とそれに伴う点検整備が済み、受け取ってきたので、備忘録としての日記だ。
クルマを預けたのは丁度一週間前の18日の午後だ。そして昨日24日の昼頃完成の連絡を受け取った。ちなみに車検の満了期日は12月23日だった。
近年CIを強化して、すっかりプジョー色が強くなりなんとも肩身の狭い、プジョー目黒ショールーム併設のシトロエン目黒サービスポイントで4度目の車検整備だ。
入庫と同時に重量税 32,800円に自賠責保険料 25,830円と印紙代 1,800円の諸経費 60,430円を納めた。そして出庫の今日 207,263円を支払ったのである。早期予約特典として車検10%オフやパーツ代10%という割引を加味して油脂部品代 79,911円と技術費 112,000円に消費税を加えて計 207,263円ということである。
自分で出来ることは自分で、ちょっと面倒なことはお任せということで、交換したのはバッテリー 31,100円、リアブレーキパッド 11,000円、ポーレンフィルター 4,100円、ドライブベルト 3,300円、ラジエターアッパーホース 12,200円、(ハイドロの)LDSリターンホース 2,400円、ブレーキフルード 2,000円、クーラント 3,300円、オイルフィルター 1,500円、エンジンオイル 13,090円といったところが主だったところである。
総計およそ27万円でこの先2年間のシトロエン C5の運用のお墨付きを頂いたというわけだ。BXやXantiaの頃の車検の度の出費を考えれば心休まるとはいえ、例えばiMacの「松」モデルの予算にこの金額を加えればiMac proが買えるかと思うと悩ましい。なによりこのお墨付きの有効期限が2年間というのは大いに不満だ。
我がCitroen C5 tourerの車検が、済んだ?終わった?何と言うのが正しいのかはともかく、プジョー・シトロエン目黒サービスポイントに依頼していた車検とそれに伴う点検整備が済み、受け取ってきたので、備忘録としての日記だ。
クルマを預けたのは丁度一週間前の18日の午後だ。そして昨日24日の昼頃完成の連絡を受け取った。ちなみに車検の満了期日は12月23日だった。
近年CIを強化して、すっかりプジョー色が強くなりなんとも肩身の狭い、プジョー目黒ショールーム併設のシトロエン目黒サービスポイントで4度目の車検整備だ。
入庫と同時に重量税 32,800円に自賠責保険料 25,830円と印紙代 1,800円の諸経費 60,430円を納めた。そして出庫の今日 207,263円を支払ったのである。早期予約特典として車検10%オフやパーツ代10%という割引を加味して油脂部品代 79,911円と技術費 112,000円に消費税を加えて計 207,263円ということである。
自分で出来ることは自分で、ちょっと面倒なことはお任せということで、交換したのはバッテリー 31,100円、リアブレーキパッド 11,000円、ポーレンフィルター 4,100円、ドライブベルト 3,300円、ラジエターアッパーホース 12,200円、(ハイドロの)LDSリターンホース 2,400円、ブレーキフルード 2,000円、クーラント 3,300円、オイルフィルター 1,500円、エンジンオイル 13,090円といったところが主だったところである。
総計およそ27万円でこの先2年間のシトロエン C5の運用のお墨付きを頂いたというわけだ。BXやXantiaの頃の車検の度の出費を考えれば心休まるとはいえ、例えばiMacの「松」モデルの予算にこの金額を加えればiMac proが買えるかと思うと悩ましい。なによりこのお墨付きの有効期限が2年間というのは大いに不満だ。
2017-12-25 18:51
2017年8月22日 パーキングスペース。 [クルマ]
Nikon Keymission 80
昨日の東名高速道路である。
渋滞である。行きは乗用車に囲まれ、帰りはトラックに囲まれ渋滞である。
お盆休みは終わった、と、高をくくったのは大きな間違いだった。相変わらず原因は定かでは無いものの、時速100キロメートルでの移動が許されている路上は、出入りが不自由な駐車場と化していたのであった。時間無制限で料金上限ありだなどと呑気に受け流すのが、正しいニッポンのドライバーと達観を気取るのもいつものことである。
お盆休みは終わった、と、高をくくったのは大きな間違いだった。相変わらず原因は定かでは無いものの、時速100キロメートルでの移動が許されている路上は、出入りが不自由な駐車場と化していたのであった。時間無制限で料金上限ありだなどと呑気に受け流すのが、正しいニッポンのドライバーと達観を気取るのもいつものことである。
初めてのシトロエンだったBX 16TRSが夏の渋滞で波乱万丈だったのは、もう十分「昔話」だ。特徴的なボビン式スピードメーターを囲むLEDのタコメーターと水温計、油温計を凝視し、エンジン音の変化に耳をそばだて、足裏に感じる振動の変化に神経を集中しなければ日本の夏の渋滞は乗り切れなかったのであった。もっとも、その前の前に乗っていたシビックのケイヒンのキャブレターだって音を上げていたのだから、シトロエンが弱いわけでは決してないと、強く擁護しておくのである。
C5 tourerは相変わらず快適である。やっと本来の用途に戻った高速道路の、例えばパーキングエリアからの短い流入路で3000ccの、可変バルブタイミングの、DOHCエンジンらしい走りを披露してくれることは、敢えて記するまでもない事、と念のため書いておこう。
ところで、TVのニュースで高速道路に流入した土砂に突っ込むトラックのドライビングレコーダーの映像が流れていた。大きな左カーブの先に突如現れた土砂の流入は、確かに予測もできない不可避な障害物だ。ただ、前方で2台の車のブレーキランプが点るのが見え、不自然に車が跳ね上がるのが見えるその映像は、同時にその状況でも全く減速せずに突っ込んで行く様子も記録しているのである。土砂に突っ込む直前に一瞬ブレーキングに因るだろうノーズダイブが見られる、反動を使って土砂に乗り上げようとしたのかもしれないが、少なくとも前方で不自然にクルマが跳ね上がった時からこの時まで減速しているようには見えない。突っ込んだ障害物が流入した土砂で良かった。渋滞の最後尾のクルマではなくて良かった。
ところで、TVのニュースで高速道路に流入した土砂に突っ込むトラックのドライビングレコーダーの映像が流れていた。大きな左カーブの先に突如現れた土砂の流入は、確かに予測もできない不可避な障害物だ。ただ、前方で2台の車のブレーキランプが点るのが見え、不自然に車が跳ね上がるのが見えるその映像は、同時にその状況でも全く減速せずに突っ込んで行く様子も記録しているのである。土砂に突っ込む直前に一瞬ブレーキングに因るだろうノーズダイブが見られる、反動を使って土砂に乗り上げようとしたのかもしれないが、少なくとも前方で不自然にクルマが跳ね上がった時からこの時まで減速しているようには見えない。突っ込んだ障害物が流入した土砂で良かった。渋滞の最後尾のクルマではなくて良かった。
2017-08-22 17:00
2016年10月31日 赤色矮星。 [クルマ]
FUJIFILM X-T2 XF10-24mm
ハロウィンである。
が、キャンディーの備えは無く、ましてやこの年で悪戯するなぞ呟いたらただの犯罪なので 家で大人しくしているのである。
で、洗車の話題だ。
唐突で脈絡も無く突然洗車の話は、久しぶりでかつ稀な出来事に少なからずの気持ちの高揚があるからと理解して頂けると幸いなのである。
天気予報で翌日も晴れだと言う少し前の日に、意を決して、クルマを洗った。なにしろ暑い時ボディが熱い状態での洗車は良く無いと言う言い訳はもはや季節がそぐわない、どの位ぶりの決意だったか思い出せない程度に久しぶりだ。なにしろ洗車をしようとすると拒絶反応が、ということは既出の通りだ。勿論、メンドクサイからだけど。
ルージュプロフォンという塗色の我シトロエンC5トゥアラーは、これも既出の通り野ざらし駐車である。そもそも赤い車しか乗らないのでシトロエンはずっとルージュなんとかという色を注文してきた。で、大分ボディが大きくなった今のCitroen C5は落ち着いた暗めの赤である。先代のC5のルージュなんとかの方がパールメタリックの塩梅や明るさが好みだったが特色扱いの今のC5の選択肢は、気取って言うとこのややノアールなルージュだった。
洗車もせず野ざらしな環境は、フォトグラファー的に考察すると、色相がズレて明度と彩度がおちているのである。端的に言うと薄汚いのである。つまり明確な汚れは目立たないものの全体に汚いということだ。なにしろ隙間に小さな歯ブラシを突っ込んで掻き出すと土と苔のようなものさえ出てくるのである、都庁の隣の区に暮らしているのに!
日本仕様のCitroen C5 tourerのステーションワゴンボディの広大な屋根が殆どガラスという構造で、実は洗車等は少し楽ちんだ。一通り洗い拭きあげると明るさが戻って、秋の早い夕暮れにも一回り大きく見えるのだった。
2016-10-31 23:07
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2016年4月1日 This is Next Citroen C5 !!! [クルマ]
Nikon D900 AF-uso800mm
new Citroen C5である。
来年発売予定の新型C5である。
現行の二代目C5は、日本では既に販売が終了しているのであるが、フランスのレンヌ及び中国の武漢の工場ではまだ生産が続き日本以外では販売されている。もっとも、2016年での終了はアナウンスされており同時にシトロエンの代名詞たるハイドロニューマティックサスペンションの終焉も告知された。
写真は三代目となる次期C5である。このモデルからCと番号の組み合わせの車名ルールも終了しXantiaやXsaraだったように固有名詞となる。シトロエンから独立したDSブランドも同様に番号の車名は廃止される。
この新しいシトロエンは、DSにラグジュアリーを移行したおかげで見た目も中身もアグレッシブである。肝心のサスペンションも以前CEOが公言したとおりシトロエンならではのエレクトリック・アクティブ・サスペンションを採用した。ハイドロニューマティック系サスペンションに比べ大幅な軽量化とケミカルなメンテナンスが不要になったのである。順次より小型の車種にも搭載が進み、サスペンションというシトロエンのブランドアイデンティティとなる。
パワープラントは1.6Lターボガソリンエンジンと3モーターのPHVである。合計で320psというハイパフォーマンスマシンででありながら、モーターのみのゼロ・エミッションモードで120km/hで300km走行可能という面も併せ持っている。
ボディスタイルは写真のシューティングブレイクと現行同様にカンパニーカー需要に即したノッチバックセダンである。
車名、発表日、発売、日本導入の可否は全く不明である、と2016年の4月1日のリポートである。
2016-04-01 20:41
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