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2021年2月22日 クルっとまわってネーコの眼。 [カメラ]

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Fujifilm X-T2 XF18-55mm



猫の日、である。

ということで我が家の『福』である。陽だまりで眠るところを起こしたせいか些か不機嫌である。おまけにモノクロとしたことで悪者顔だ。

そこは福チャンの名誉(?)のため敢えて申し添えておくが、ホントは柔和な今時のイケメンなのである。

猫の日の記念写真にとACROSのフィルムシミュレーションにセットした富士フイルムのX-T2で撮った。富士フィルムのデジタルカメラは、画調の設定がニュートラルやビビットといったドライな表現ではなくフィルムの名前だ。銀塩写真の時代は用途に応じてフィルムを使い分けていた、それをデジタルカメラでという富士フィルムの矜持だろう。かつてフィルムの開発や色の設定を少しお手伝いしていた身としても嬉しい機能である。

モノクロフィルムのACROSに設定しファインダーを覗くとそこは既に白黒写真が投影されていて気持ちが盛り上がるのである。以前、APAのセミナー用にX-T2をテストした折、ACROSのフィルムシミュレーションがあまりに楽しくて、その後まんまとX-T2を買ってしまったのだった。買ってしまったから言うわけではないが動画機能も含めとても良く写るカメラなことは間違いない。ただ余計な一言を今日も付け足しておこう、はっきり言って”写真機”としての操作性は最悪だ。

フィルムシミュレーション機能は画像にフィルターのようなエフェクトを掛けている訳ではなく、カメラ内で行われているJPEG書き出しの際のRAWデータ処理に自社製のフィルムの特性を基に算出したプロファイルを用いている点が特徴である。だから当然カメラの画質設定をRAWとしていた場合、記録されるのは”素”のデジタルデータとなってしまう。よーするに、撮影時のファインダー画像がACROSでテンションアゲアゲだったとしてもコンピューターに読み込んだ瞬間に現実に引き戻されるのである。ただ、それはつまりトライだのエクタだのと翻意し放題のデジタルカメラの自由さでもある。


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