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2020年2月3日 低空飛行。 [日常]

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Nikon Keymission 80


飛行機の話だ。
節分だけど、いや節分に合わせてなのかしら。

節分だから、その名の通り節が変わる。イワシだの柊だの、加えて惑わすために立春大吉のお札を貼って、とどめは豆をぶつけて鬼を払う日なのだけれど、飛行機がやって来た。

羽田空港の発着便を40000回も増やすための新ルートの実機によるテスト飛行が始まった。遥か上空を時に飛行機雲を引きながら飛ぶのを見上げるのはヒコーキ好きとして実はお気に入りだけれど、今日は視界の中を、予想外に大きな姿で旅客機が横切っていくのである。

以前、羽田でタキシングしている機内から数珠つなぎで着陸を待つ機体が見えて驚いたのであるが、今日も続けざまに視界の左だの右だのを、それを十分に判別できる各航空会社の旅客機が飛んでくる。そのエンジン音は会話を削ぐほどではないし騒がしいと言ってしまうのは、もっと高度が低い地域に申し訳ないのではあるけど、ヒトの騒めきもクルマの音も聞こえない我が家で最も耳につくのではある。

気恥ずかしくて小声になっている、『鬼は外』の声が鬼に届かないのではと少し心配だ。


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