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2019年6月10日 既に昨日見た今日。 [クルマ]

c5aircross.jpg
Nikon Keymission 80

CITROEN C5 AIRCROSSである。
100年目を迎えた老舗自動車メーカー、シトロエンのニッポンにおける新型車だ。

なんとも、猫も杓子もSUVばかりで、と斜に構えて悪態もつきたいところではあるけど、世界的に合言葉はエスユーヴイというわけでシトロエンからも、である。C4 CACTUSは日本には来ず、C3 AIRCROSSはチラ見せ中なのにC5 AIRCROSSはいきなり発売である。利益率か、と邪推するのは斜に構え過ぎて倒れてしまいそうなのでそれは自重だ。

新型車とは言え、兄弟車のプジョー3008/5008やDS7は大分前から街中で見かけるし、なによりC5 AIRCROSS自体が数年前に中国市場にデビューしていたから、なんとも今更感が強く新味に欠ける、のはあくまで個人的感想だ。

ヨーロッパのショーでワールドワイドにアンベールされた時、中国市場向けと意匠を改めて登場することを期待だったけれど、グリルの形が少し異なるくらいで、ほぼそのままだった。これも個人的な感想だけど、このクルマのデザインは好きじゃない。変だけど説得力があるのがシトロエンの内外装のデザインと、そこを気に入って30年以上もシトロエンを乗り継いで来た。しかしこのクルマは単に変だ、どうも受け入れられない、あくまで個人の感想だけどね。中国デビューをwebで見たとき獅子頭やオオサンショウウオに似ていると思った、まぁそれは悪意ではない。それにしても実車を前にすれば印象も変わるかとの期待は空しく、やっぱり大きな獅子頭だった。だからそれは悪口じゃないけどね。

好きではないけど、それなりに高価で、なにしろC5という名前がついているくらいだから、この獅子頭の内外装とも上質なことは間違いない。ただし我がC5の内装に見られる細々とした高級車志向がないのはSUVだからなのだろうか。相変わらずステアリングホイールだけ右側に持ってきた日本仕様だから、エンジンのスタートボタンが遥か彼方にあって些か戸惑ったのは、中心に寄せて前席シートを配置するシトロエンの文法が変わったせいかも知れない。

わざわざプログレッシブと称する、ハイドロニューマチック(ハイドラクティブ)サスペンションの後継であるプログレッシブハイドロ―リッククッションは、単に2重構造になったオイルダンパーとしか見えないのだけど、マジックカーペットライドを標榜している。確かに柔らかで滑らかだ、けれど例えばタウンスピードで舗装の荒れを通過するとパタンパタンと軽く跳ねて、度リアシートあたりで異音がするのは、らしくない。

速度が上がれば操作も挙動も柔らかで滑らかで、それなりに静かなC5 AIRCROSSは、外界から隔離された快適な空間が移動していくような振舞いだ。これは先代の、それも初期型のC5に感じたそれと似ている。獅子頭を許容すれば間違いなく良いクルマなのかもしれない。だけど、やっぱり、10年以上も前のクルマになってしまったとは言え、我がC5の方が総合点は高い。それは何よりシトロエン風味の未来がC5 AIRCROSSに感じないからだ。もちろん、あくまで個人的感想だけど。

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