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2021年9月14日 総天然色白黒写真。 [カメラ]

monocroprint.jpg

Nikon D850 AF-S60㎜


モノクロプリントのネタの続きだ。

『プリント』とはプリンターで印刷すること、と定義される現在だから。そして既に引伸ばし機を捨ててしまった身としては、当然プリントネタは即ちプリンターネタである。

写真にあるのは純正紙へのテスト出力。それぞれ左からメーカー純正プロファイル、真ん中がi1Studioで測色して作ったプロファイル。右はプリンタドライバの純黒調モノクロでのプリントだ。分かりにくいが、純正プロファイルでは僅かにコントラストが低くハイライトから中間調まではマゼンタ、シャドーはグリーンが被る。対して実測作成プロファイルはニュートラルな純黒調だ。そして純黒調のはずのプリンタドライバ出力は定着不良の温黒調のように赤みが強い。

プリンターからほぼほぼ満足ができるカラー写真が得られるようになった少し昔、”銀一”がその黒インク以外の全てのカラーインクを濃度の異なるグレーに入れ替えてモノクロプリンターに変貌させるという力業のモノクロプリントインクを輸入したことがあった。なにしろ写真家が如何にデジタルフォトに白黒写真を渇望しようにも、プリンターは ”カラー”プリンターでしかなかったから。間もなく登場したメーカー純正のグレーイングを搭載したモノクロ写真を標榜するプリンターも、当然、カラープリンターだ。ただ、驚くほど巧みなカラクリでカラーインクの減法混合とグレーとブラックインクでそれらしく白黒写真をこしらえるのである。

ニュートラルな純黒調プリントが得られたモノクロプリント用プロファイルの作成作業は、150色ものカラフルなカラーパッチのプリントと測色である。要するにデジタルフォトの世界では、白黒写真はカラー写真なのである。矛盾か禅問答かはともかく、そう納得すれば、どうしても拭えない黒の”色”と締まりへの物足りなさも我慢できる、ような気がする。

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