2018年9月13日 魚河岸だんご。 [お気に入り]
FUJIFILM X-T2 XF18-55mm
茂助だんごである。
きっと、言わずと知れた、東京は築地市場の団子である。抑えられた甘みと得も言われぬコクのバランスが美味しいアンコが魅力だ。
ほぼ一月後の来月11日に豊洲市場が開場する。つまり、いよいよ、すったもんだの末築地市場はその五日前に営業終了し引っ越しである。そこで、東京都民の一人として、何かとお世話になった築地市場を記憶すべく借別に出かけた。当然である。決して物見遊山な下心など無いに決まっている、つもりである。
都内に11か所ある公設の東京都中央卸売市場の一つとは言え、世界最大規模の築地市場は、当然今日も変わらず早朝から活況を呈している。確かに、築80年の市場は、鮪をさばく佐々木小次郎の刀のごとき包丁をふるうには仲卸さんの前の通路は些か狭いように思う。そんな仲卸さんの店内の壁に日付と豊洲の文字が書き込まれたメモが貼ってあった。移転前の事前習熟体験の日程だそうだ。市場移転は目前の現実なのだ。
帰りしな2軒隣で印度カレーとビーフカレーの合掛けを食べた後、茂助だんごのつぶ餡を買った。どちらも引っ越しだそうだ。そういえば茂助だんごの包装には『築地魚がし』とある、これは来月には『豊洲魚がし』となるのだろうか。しかしそう語呂は悪くはない。門外漢としてみれば、中の人が気にするほど築地の名前にこだわりはないように思うのではある。
2018-09-13 20:37
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