2015年8月23日 大海は芥を択ばず。 [クルマ]
Panasonic LUMIX FX-500
腹立たしい出来事の記録である。
先日、つまり既にそれなりの時間が経過した出来事であることは相変わらずである。
観光地でも有る故郷への帰省は、渋滞を少しでも避けるが為にお盆が開けての行事となっている昨今である。もちろん帰省と言う名の墓参りである現状に鑑みてお盆を過ぎてしまう事へはいくばくかの忸怩たる思いは否めない。
基本的にノンストップで走り、実家近くのホームセンターへお供えの花や交換用のタンスの防虫剤を購入に立ち寄るのがいつものパターンだ。駐車区画も広いホームセンターとは言え、とくに地方でよく見かける”粗暴な”クルマから身を守る為、駐車場所に配慮してしまう狭量な自分である。
つまり、腹立たしい出来事とはこの前フリからの御推察の通りである。ただそれに気付いたのは実家に到着後のことだった。
解り難いが上掲の写真にあるように左フロントに接触痕擦過痕が残っていたのである。ヘッドライトからバンパーさらにフォグライト、チンスポイラー部及びモール、そしてそれが恐らく強い接触で瞬間的に変形する為か複数の場所に灰色の接触痕擦過痕が残っていた。
立腹と失望である。ようは気持ちが凹むのである、接触痕擦過痕は幸いにも凹んでなかったのだけど。
翌日、工具箱に見当たらなかったクルマ用コンパウンドの代わりに台所からのクリームクレンザー で、失意の接触痕擦過痕を拭った。すると付着した灰色はあっさりと落ちていくのであった。
ヘッドライトやフォグランプの透明部分もバンパー等の塗装部分も、メッキのモールからもあっさり灰色は落ちた。傷も凹みも何もない、つまり何事もなかったように元通りになった。
C5の樹脂パーツそしてその塗膜は頑丈だった。多少のダメージなど 鷹揚に受け流すC5であった。些細なことにうじうじと悩んでしまう狭量さを、クルマを通して諭してくれたのは墓参りの返事かもしれない。
2015-08-23 20:16
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