2015年2月22日 ネコの日。 [日常]
Nikon D600 AF-s70-200mm
ネコの日である、らしい。
2月22日でニャーニャー、で、ネコの日。らしい。
兎も角記念日(?)ならばと言うことで、我家の『福』ちゃんである。
あのネコは、あっという間なのか順当にか、すっかりデカイ猫になった。そして幼いころに増して語彙が増えたのかよく話しかけてくるようになった。ただ我家の家族となった日から完全なる室内猫である事実を勘案すると彼の覚えた言語は人間のそれに限定されるはずである。相変わらず野良猫たちの憩いの場となっているベランダの窓越しに目を合わせている野良たちと言葉を交わしている様子は無いうえテレパシーだけでは言語の収得は困難だろう。
真っ直ぐに目を見て、恐らくヒトの言葉を(猫語で)話している福ちゃんは、同時にひどい甘えん坊である。常に膝の上に寛ぐのが彼の好みだ。それは確かにネコ好きにとって好ましい状況に違いない、ただ成長した彼は重いのである。お喋りを楽しみ、眠り、そして毛繕いに励む等のネコの生活の全てを膝上で賄われるのは正直苦痛だ。間を見て強制排除を試みるものの暫く時間をおくと足元からつぶらな瞳で見上げてくるのである、その時は無言だ、言葉の使い方に長けているのである。これに抗する術もなく膝車をポンと叩くと彼はひらりと飛び乗って再び、当然のように、寛ぐのであった。
招き猫をつい期待してしまう。時折、猫らしく顔を耳を右手で左手で器用に拭っている。そうそうと頷きながらその様子を眺めているのであるが、残念なことに未だ未だその神通力は非力らしい。あるいは、まさかとは思うが膝上の長期滞在を目論んで飼い主の仕事の招き入れを回避しているのではと訝ってしまうのである。ただ気持ち良さそうに顔を上げた彼の口は努力不足の責任転嫁だと動いたような気がしたのであった。
2015-02-22 21:32
トラックバック(0)
Facebook コメント