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2014年3月18日 遠からんものは音に聞け、近くばよって目にも見よ。 [日常]

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Nikon D800 SMC Pentax645 120mm

遠近両用眼鏡である。
実に今更発注した遠近両用眼鏡を受け取ったのは昨日の午後だ。

累進屈折力レンズ眼鏡、よーするに老眼鏡である。この齢にして未だ持っていなかったのがそもそもの突っ込みどころではあるが、取り敢えず近視なだけに近くは見えるし針に糸を通すのだって不便は無いからと言うことでそのまま来ていたのである。帰宅時は部屋着に着替えると同時に眼鏡も外す習慣も理由の一つだ。

ただ、残念ながらラウンドアイのアップリケ針にミシン糸をさらりと通す必要に駆られる事は極まれである。つまり、例えば写真を撮る機会のほうが遥かに多いのである、まあ当たり前なのだ。

寄りの世界であるブツ撮りは、近視の裸眼に沿ったワークフローで済む、つまりハナから現場でさり気なく眼鏡を外すのである、じじ臭いけど。ただ、引き目の撮影は近視の補正が必須だ、被写体から目を移しファインダーを覗きシャッターを切るまではそれで不具合はない。問題はその後だ、カメラ背面のモニターの確認は近視補正された眼鏡越しには困難なのである、同様にテザリングされた15inのノートパソコンの画面もそうとうアバウトな見えでしか無い。ましてや背面モニターに頼る手持ちのお気楽な動画撮影時ではピントは半ば山勘なのであった。

遠中近景の視認に気合や山勘の限界を感じて遠近両用眼鏡を発注した。ファインダーが覗き難くなるだの、周りが歪むだのの友人たちの経験談に長く抱いてきた不安を払拭するため時間を掛けて発注した遠近両用眼鏡である。受け取り時フト見ると店側のレンズ加工指示書に「遠近初装」と書き加えられていた、そのとおりである。

距離に応じ明瞭な見えを得るには思ったよりピンポイントな視線移動が必要だ。累進屈折力レンズつまり一枚のレンズの場所によってピントを結ぶ距離が異なるのだ。目を動かすことによって望むピントの位置を意識して探さねばならないのは約束事である。思ったほどではないとは言え、些かムンクかダリを想起させる視野の端の歪みに戸惑いながら取り敢えず書店に向かった。これまでは立ち読みを試みるためには眼鏡を外す必要があった。それも立ち読みの決意を悟られぬよう入店前に眼鏡を外しポケットなどにしまうといった努力が必要だったのである。はたして、眼鏡装着のまま事前小細工も不要なまま違和感無く立ち読みは出来た。この当たり前なことに少し感激した自分は間違いなく小心者だ。

ファインダーも覗く位置の修正が若干必要そうではあるが、これは慣れの範囲だ。何より一連の視線移動で背面モニターも操作部位も明瞭に見える当たり前な状態に戻れたことは嬉しい。ただ、最短から無限遠まで瞬時にピントを合わせてくれるAFカメラを使うために一生懸命視線を変えて視力を確保する人間は少し哀れだ。

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