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2013年6月17日 そして父になる。 [日常]

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Panasonic LUMIX FX-500

相変わらずの時差日記で、昨日は父の日であった。と言う事を絡めた話である。
当然ではあるが福山は出てこない、念の為。

実は子猫を養子に迎えたのだ。5日前のことである。

もっとも、迎えたなどとたいそうな行為ではなく窓を開けて摘んだ、行動としてはそれだけである。その窓の外は狭小住宅を象徴するような、猫の額というのもおこがましい狭いベランダである。目隠しを兼ねたような腰高な手摺に囲まれた”2階”のベランダなのであるが何故か野良猫の子育ての場になっていた。既出のように二度目である。

恐らく今回も出産後母猫に連れて来られたのであろう4匹の子猫が、ある日ベランダで動き回っていることに気付いてもあまり驚きは無かったのは二度目だからではなく、動物好きだからとアピールしておこう。

恐らく離乳を期に他所へ連れて行かれるのだろう、日を経て今回もまた子猫は姿を消して行く、僅かガラス一枚で隔てられた子猫の楽園を少し寂しく見ていたら1匹だけ取り残されままであった。数日たっても1匹だけ放置されたパラボラアンテナや植木鉢の影で哀しそうに鳴いているのである。よじ登った手摺の上で遠くに向かって弱々しく呼ぶ声に呼応するのか母猫は姿現すことが有っても、結局その1匹は残されたままの日は続いてしまった。

保護を決意するしか選択肢は無いのだ。母猫がそれを期待したとは思えないがその子猫はウチの子になったのである。

前回ベランダから姿を消した後改めて玄関に現れた猫は訳あって外飼いだった。今回は室内飼いだ、何しろ2階の窓からの縁組なのだから。5日前に意を決して、前回の猫の時買い揃えたトイレを組み立て、2階のベランダからペットキャリーで獣医に直行した。

翌日聞いたことのないような悲鳴を上げながらシャンプーを経験した後彼は(雄であった)はれてガラスの内側の住人になった。名前は1匹だけ残された時点で「福」と決めていた、この子猫にとってガラスの此方側で飼われる事が幸福なのか本当のところは解らないが、膝の上でこちらを見つめて満足気に目を細めているのはまんざらでないからだろう。のびのびと暮らせているせいかこの5日で二回りくらい大きくなったような気もする。

お腹がすいた、うんちが出た、抱っこしてと(猫の言葉は解りやすい)言ってくる「福」の甘えは愛おしい。ただ膝の上でぺったりしている猫は、MacBook Proと同じくらい暑い。

タグ:ネコ 野良猫
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