SSブログ

2013年2月16日 白い封筒のご案内。 [クルマ]

citroen_aoyama.jpg
Pentax Optio S5

昨日届いた手紙のことである。
差出人はプジョー・シトロエン東京㈱代表取締役社長である。

洋形1号と規格される白い封筒の郵便物は、たいがい何かしらの、それなりの、重要なお知らせが内の二つ折りの厚紙に書かれているのである。差出人が個人名の時は、まあ冠婚葬祭のお知らせと考えてほぼ間違いはない。しかし企業名を冠する差出人からのお知らせは新製品等の発表会やパーティのお誘いか、或いは会社の運営に関する報告なのである。そして、受け取る洋形1号封筒は少し後者の内容が多いのはアタシの都合だろうか。

はたして内容はショールーム閉鎖のお知らせである。PSAの日本法人直営のプジョー・シトロエン東京直営のシトロエン青山ショールームの営業を終了すると書かれていた。シトロエン青山は直営ディーラーであって現有の二代目シトロエンC5ツアラーを購入した、まあ云わば行きつけのお店だ。

散々既出であるがCITROEN BX16TRSを皮切りに四半世紀もシトロエン”だけ”を乗り継いでいる。それをして物好きとよく言われるのはシトロエン社のクルマが少しヘンと言う事とフランス車がマイノリティな事と、何より想定される艱難辛苦を心配してであろう。そしてそれは、ある程度事実なだけに、自虐的本性に少し目覚めたりする物好きであることは否定出来ないのは余談である。

ただ、輸入元や販売店が頻繁に変わってしまうシトロエン、である事も一般的にはネガティブな要因に違いない。ご近所であった輸入販売元の西武自動車販売が新西武自販へ、さらにGSTへと変わりつつ、都度シトロエンの輸入停止が噂されて来たのである。会社の変遷とともに遠ざかる”お店”はまるでドライブの目的地になり、頼みの修理工場は辿り着けないほど遠くなったと形容したい所ではあるが、この発想はシトロエン乗りに共通する自虐的誇張だ。

期待の日本法人化後も結局相変わらずフラフラな中、一年後くらいにオープンした道路に接しない不思議な青山ショールームは今年10年目を迎える”唯一”の”最古”の”直営”店舗だったと記憶している。営業終了とは言え、そもそもが修理工場を併設していない事から閉鎖によるユーザーとしての実害は少ない。

ただ移転先の明示もないままの突然の都心部のショールーム閉鎖通知は、そのたった一通の封書でヨーロッパでの販売不振や元気のない本国での自動車ショーへの出展を透かしニッポンのシトロエンの存続に不安を醸してしまうのも自虐的シトロエン乗りのファン心理だ。

nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

Facebook コメント

トラックバック 0