2012年8月23日 処暑の候。

Pnasonic LUMIX FX-500

今日は処暑である。

二十四節気によれば暑さもそろそろ・・という日である。

陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也、であり同時に台風の特異日とはいえ幸いにドピーカンな今日の空は随分と高く確かに季節のうつろいを実感するのである。四季のある日本に改めて感慨を深くし風雅な一言でも呟きたいところではあるが、地上はまだ、存分に暑いのである。

そして悲しいことに向かい合うコンピュータからの発熱も強烈である。D76やE-6で現像しなくなった現代の写真家にとってコンピュータは必須のツールだ、カメラによって記録された0と１の記号からコンピュータで”写真”を現像するのである。作業場のMacは、そのアルミニウム製の躯体から、デスクトップは強力なファンで熱風をラップトップは躯体全体が熱源となって室内温度を引き上げるのである。

ラップトップでの使用には覚悟が必要な熱いMac Book ProのHDDが不調であった。ディスクユーティリティによると一刻も早くバックアップをとりフォーマットし直せとの宣告である。相変わらず理由も知らせぬ一方的で高飛車な物言いではあるが突然のクラッシュで起動不可になる前に一命を取り留めたことに安堵し秋葉原へ向かうのである。夏空のもとで暑そうなコスチュームのメイドさんを案じながら安価なHDDと最近一段と値を下げたSSDとの損得勘定を繰り返し、結局安価な同容量のHDDを購入したのは貧乏な既定路線なのかもしれない。

幸いにして読みだし可能な前HDDをフルコピーして新HDDから起動すると、さっきまでのそのままでMac Book Proは復活した、と思ったのであったが念のため検証をかけると同じアラートが出てしまった。トラブルもコピーされてしまったようである。OSを再インストールして改めてTime MachineというMac OSのバックアップユーティリティから復元を行うとアラート無しで”さっきまでのそのままで”起動した、簡単である、ハードウェアやソフトウェアの進化に感嘆しつつ平常な運用に戻るはずであった。が、しかし、ブラウザのSafariが起動しない・・Acrobat Professionalが、古いバージョンのAdobe CSが、起動しないのだ。

涼しくなった夜風に反し、血が上った頭を抱え一段と熱い処暑の夜は更けていくのである。

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