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2012年1月16日 速度制限か制限速度か。 [クルマ]

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Panasonic LUMIX FX-500

年が改まっても相変わらずで、ブログの更新が遅いのである。
しかも、数日前の事を今記しているのであるから、我ながら、ヤレヤレなのである。さらに言えば写真も寒々とした曇天の今日のものでは無く数日前な事もバレバレである。

東名高速道路を西に走った。昨年末、早くも(あくまでも主観で)3年目の車検を受けた我がCITROEN C5 Tourerは、だからと言って特段何も変わらず相変わらず快適に走る。先代ほどの電子の要塞化は抑えられている様に思えるものの電気仕掛の多いクルマゆえ車検を機に交換したバッテリーは心強い。地の果てまで、のキャッチフレーズの通りシトロエンは長距離高速クルーズが得意だ。もっとも、街乗りも快適である、先代はボディの大きさがやや気になったが、更にデカイ現行機はボディの見切りがよく先代より取り回しが楽である。確実にクルマとしての完成度は進化しているものの、気象条件や路面状況などのあらゆる外的ストレスをいなしながら静かに平行移動する先代の方が志は未来だったと思うのは美化された思い出かもしれない。

幼き日、大人の会話に出てくるトーメーコーソクと言う単語に「透明高速」の漢字を当てて聞いていたのは小松崎茂の絵描く未来都市のせいだったと思う。東名高速は透明チューブ状では無かったことを知るのは実は少し成長してからだった点についてはここだけの話だ。

日本における高速道路の制限速度は100km/hである、いやそのはずである。遠い昔自動車学校でそう習った、一般路は60km/h、高速道路は100km/hであると。「透明高速」と信じていた昔から高速の制限速度は100km/hである、40年余の自動車の進化が設計速度と言われる制限速度に反映されていないのが如何にも日本的である。100km/h制限が妥当か否かは別としても、唐突に現れる80km/h区間はなんとも理解し難い。神奈川県内にあるそこは道幅も広く確かに山間路とは言え定速走行であれば100km/hでも走行可能なのではなかろうか、ましてや不安なら規制されなくても必要な減速をするだろうし、かえって唐突に現れる規制標識とそれに応じた急減速の緊張のほうがよほど危険なのではと思っていた。

先日たまたま夕方のニュースでその場所での取締を取材した特集を放送していた。測定機器の進化だろうか追尾から違反速度確定までが瞬時なことも驚いたが、何より刮目したのは「23km/hオーバー」と告げていた超過速度だ。つまりそのクルマはその瞬間103km/hだったと言う事である。数字だけを取り上げれば時速100キロより3km/h速い103km/hだった地点が80km/h規制区間だったので23km/hの速度超過違反であるとの理論は確かに正しい事は解る。

ただ制限速度100km/hの高速道路に現れる80km/h規制区間の意味合いが何とも理解しがたいのは読解力不足なのだろうか。

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