SSブログ

2011年2月10日 夢の無い祭り。 [カメラ]

dream.jpg
Panasonic LUMIX FX-500

CP+という所謂カメラショーの時期である。
かつてカメラは高価で精緻な耐久消費財でもあった昭和の昔、「日本カメラショー」は主要都市を巡回するように開催されていたのだ。カメラファンは指折り数え開催日を待ちに待ってニコニコいそいそ会場へ向かうのである、「写真用品ショー」と合わせ、年に一度のお祭りに憧れのカメラを夢見て頬も緩もうというものである。

昨年からCP+と不思議な名称になったカメラショーは何故か横浜開催である。都内からも意外に電車賃のかかるパシフィコ横浜が会場なのは他所からの来訪にも不便であろうとやっぱり思う。出展者は激減した昨年よりは若干増えた様ではあるが見所に欠けると言う事はネットで既に知った、情報化社会である。それでも出かけるのは、やはりお祭りだからと説明できる。

もっとも、残念な事に昨年も愚痴を記したが今年も愚痴である。噂のアノ機種もコノ機種も姿を見せない会場はカメラメーカーこそ大きなブースを構えるものの、それでなくとも出展の少ない用品関連は小さく簡素な展示で、面積あたりの出展料が高価なのだろうかと余分な勘ぐりをしてしまうのであった。祭りの賑わいは乏しい。今年もビッグスリーが出展を見合わせた東京モーターショーと重ねてしまうのは考え過ぎだろうか。

上限1300円の駐車料金を言い訳にC5で出かけた。パシフィコ横浜の駐車場は初見であったが国際会議場を持つこの施設なりの秀でた案内表示への期待はあっさりと失われた。統一性の無い「パシフィコ横浜駐車場」の矢印案内の先には複数の通路と異質な作りのゲートに「公共駐車場」の看板が着いた地下入路が並ぶのである。つまり「パシフィコ横浜駐車場」という目的地は忽然と消失するのだ。さらにはC5の左右のコーナーセンサーが警告音を発する何とも狭い発券ゲート周りと、”みなとみらい”にありながら何とも古くさい施設であった。未来の見えないここではやっぱり夢はみれない。



nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

Facebook コメント

トラックバック 0