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2009年6月24日 湯水、の如く。 [カメラ]

ink.jpg
Mac OS X 

インクジェットプリンターのインク消費量である。
まさに、まあ湯水の如く消費されていくのである。白い紙の上に画像をインクを塗り込んでいく事で作られるインクジェットプリントは、当然文字の出力に比べ写真の出力には大量のインクを使用するのだ。ましてや、紙の厚い印画紙タイプの用紙にはたっぷりのインクを塗り重ねる事で銀塩プリントに勝るとも劣らない発色を得ているのだからインク消費量は推して知るべしなのであった。

プリンターとは、昔はヒトを指していた。巨匠といわれた写真家たちは専属の、アタシのような市井のものはラボにプリンターと呼ぶ見事な一種職人さんのような技術者がいたのである。いや勿論現在でもいるんですが、最近はプリンターといったらもっぱらマシンを指す事が普通なのであった。人間のプリンターさんは「今度のネガ随分ノセたねぇ」なんて言ってくれるのだが、マシンは時々ギャオなどと奇声を発する事があるものの、黙々と写真を作っているのであった。

コダクロームの終焉が発表になった。時代は変わっていくのだ。KMのKRのあの濁ってコクがあってシャープなフィルムはソフトウェアでコンピューター上で再現できるのだ。東洋現像所の窓口でAPAやJPSの会員証見せて特急現像しなくても良いのである。ついでに、マゼンタかぶりで現像があがってきて真っ青になる事もない。デジタルカメラとコンピューターとプリンターは写真の歴史のほとんどをデスクトップで再現する事が可能なのだ。当然、インクの消費量は増加していくのであった。


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