2008年11月3日 キョウモワレオオゾラニアリ

PENTAX K20D FA80-320mm

航空自衛隊入間基地航空祭であった。

11月3日と言えば文化の日であるのだが、コークウサイの日でもあるのだ。入間基地は記憶では輸送、補給基地だったと思っていたのだが現在は航空救難部隊をはじめとする各種司令部が置かれる航空自衛隊の中でも最大級の基地だそうである。

ま、なんであれヒコーキ好きのアタシにとっては最も近場で所謂軍用機を見られる場であるのだ。西武線の江古田駅にある大学の近くのアパートに住み始めた三十数年前から、その西武池袋線で行ける入間基地に11月3日は出掛けているのであった。大学を卒業し住居が離れても、勿論皆勤賞とは行かないがほぼ年中行事と化しているのである。

11月3日は晴れの特異日という事である。ちなみに同じく晴れの特異日に10月10日に東京オリンピックの開会式を行い、後その日を体育の日に制定したのだが、近年体育の日は休日の為に移動してしまい意味合いが変わって少々残念なのである事はアタシの勝手な思い入れであろう。ともかく、この11月3日に開催される入間基地航空祭で雨に降られた記憶はない、と断言出来ないのは加齢のせいか。

今日は曇りであった。日差しは全く無く厚い雲が空を覆っている。残念である、ヒコーキは青空を背に飛ぶ姿が美しいのだが今日は望めない。ブルーインパルスも空が狭そうである。ココ何年かスッキリ青空だった事が無いのは温暖化のせいなのだろうか。思えば東京オリンピックの開会式の空に鮮やかな五輪を描いたハチロクブルー（使用機がF-86セイバー）を入間に見に来ていた頃はもっと厚着で出掛けていた気がするのである。

そして変わったと言えば、以前は帰投する他の基地のヒコーキたちがアフターバナー全開で高機動飛行を見せてくれたり、US-1のような大型機がローパスしてくれたりだったのだが、今日はフツーに飛び去って行くのだった。厳しい社会情勢である。

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