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2008年10月30日 写真展へのお誘い [クルマ]

DSmodel.jpg
PENTAX 6X7 M*400mm RVP

唐突であるが写真展のお知らせなのである。
APA(社団法人 日本広告写真家協会)主催のAPA会員による選抜展『広告写真・想いでの一枚』と言う写真展が開かれるのであるが、アタシもこの写真を出展しているのでお知らせなのである。

富士フィルムフォトサロン/東京(http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/)に於いて明日10月31日より11月6日まで、
富士フィルムフォトサロン/大阪で12月12日より12月18日までという会期。お時間の許す方是非お運びくだされれば幸いなのであります。

この写真は『想いでの〜』という写真展のタイトル通り少し昔の広告写真である。メンズコートのカタログに使用したものである。カット数がかなり多いカタログであったが、打ち合わせしているとき思いついたのはフランス映画のフィルムノワールであった、ディレクターを巻き込んでモデルのキャスティングが済めば当然クルマである。最初から頭にあったのはCITROEN TractionAvanかCITROEN DSであった。さすがトラクシオンアバンはなかなか見つからず、不動車はあったもののロケ地への移動が面倒なため断念。アタシの行き着けのディラーで時々見かける白の外装に真っ赤な内装のDSのデカポがいたのを思い出しディラー経由で聞いてもらった所、屋根付きガレージに入れてくれるならお貸ししますとの返事であった。しかしロケ地もアタシの自宅も屋根付きガレージは望めず泣く泣く断念。そこでシトロエンジャポンの紹介で日本シトロエンクラブの協力で72年型シトロエンDS21をお借りする事が出来たのであった。ちなみにシトロエンクラブの話では程度の良いDSは名古屋周辺に多いそうである。

ロケ地に決定したのは日光中禅寺湖周辺と美しい中禅寺金谷ホテルである。ホテル側の好意で予算不足の中宿泊と食事が出来た事はタイアップの取れない広告ロケでは幸運であった。そして当然ロケ前日に自宅に運んで来たDS21をロケ地に走らせるのもアタシなのである、というより何があろうとDSのステアリングは握っていたかったのである。もっともステアリングコラムから生えた細い棒を使ってエンジンを始動し変速し床に置いたゴムボールの様なもので停止するなど門外漢には不可能であろう。

都内の一般道も東北自動車道もイロハ坂もDSは最良であった。まさにシトロエンのすべてがこのクルマにはあった。DSは走り出すと直ぐ体に馴染むのであった。お借りするときオーナーが、欲しくなっちゃいますよと言っていたのだったが、確かに何日か後の返却はつらいものだった。ハイドロニューマチックがハイドラクティブになろうと今のシトロエンC5にも共通する変わらない独特の走り味があるのである。間違いなくDSもC5も同じシトロエンである。
ちなみにスタジオ分の扉になるカットにはCITROEN XMを絡めたのである。もう完全に我が趣味に走った仕事である。

その他にも趣味に走ってCITROENを招集した仕事の一部は、アタシの本業http://www.funatsu-net.comのギャラリーでご覧頂けるのである。


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コメント 2

emuzu

うぅ、、、マニアックすぎて、、、解らない^^;
by emuzu (2008-10-31 14:53) 

F-photography

emuzo様
けっして、けっして、シトロエンとペンタックス好きはオタクな訳では・・・・
by F-photography (2008-10-31 19:49) 

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